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HKT1期生19歳の卒業「もしや」と思わせた一幕

1/16(木) 17:18配信

西日本スポーツ

 HKT48の1期生・田中菜津美(19)が11日の劇場公演を最後に卒業した。8年間、最大の武器である切れ味鋭いトークでグループを支え続けてきた博多のMC番長。「なつみかん(田中の愛称)がいれば笑いになる」。そんな安心感はもちろん、屈託のない明るい性格が同期にも後輩にも大きな支えだったに違いない。

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 昨年11月25日、福岡市の博多座で開かれた8周年記念の前夜祭。アンコールで号泣し、同じ1期生の熊沢世莉奈から抱きしめられる姿を見た時、「もしや」と思ったが、まだ19歳。在籍中に成人して、その先もHKTを支えてくれると勝手に思い込んでいた。

 170センチ超の抜群のスタイル。「もやしみたい」と自虐ネタで周囲を笑わせることもあったが、長い手足を生かしたダンスは舞台でよく映えた。2014年から名古屋市を拠点にするSKE48を約1年間兼任。激しいパフォーマンスを身上とするグループで鍛えられたこともあって、ダンスレッスンでは上級者を示す「ハイクラス」に入るほどの腕前だった。

 磨き上げたMCは、苦い経験の上に築かれている。活動開始当初、1期生だけで上演していた「手をつなぎながら」公演。植木南央や若田部遥らとともに担当していたユニット曲「チョコの行方」直後のMCが全く受けず、客席が静寂に包まれることもしばしばだった。ファンだけでなくメンバーも「地獄」と振り返る状況を打破するため、スタッフや仲間と、時にはぶつかりながら試行錯誤を重ねた。

 AKB48から経験豊富な指原莉乃と多田愛佳が移籍してきたことにより公演のMCは大幅に改善されたが、自ら考えた経験があったからこそ、その後の成長につながったのだろう。

 卒業発表後は後進育成のため、劇場公演終盤に織り込まれるトークの先導役を、後輩に持ち回りで担当させた。

 1月9日の公演では、その日の先導役だった伊藤優絵瑠らが舞台裏で「(田中が)汗をほとんどかいていない=手を抜いているのではないか」と指摘してきたと自ら「暴露」。汗があまり出ない体質の田中が持つ、ファンにはおなじみのネタの一つだった。初々しさが残る後輩に助け舟を出しながら、きっちり爆笑をさらう。会場に足を運んだファンを楽しませることを決して忘れなかった。

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最終更新:1/16(木) 17:37
西日本スポーツ

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