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「高学歴フリーター」は減少傾向…新卒の正規雇用が増える中、転職で希望の職に就くためには

1/16(木) 19:15配信

LIMO

新卒という就職に有利な機会を使わず、アルバイトの道を選ぶ「高学歴フリーター」。近年は働き方の多様化が進み、「第二新卒」や「ポテンシャル採用」など就職への道も変化してきました。しかし、現在高学歴フリーターになる大卒者は年々減っているのをご存知でしょうか。

表「大学(学部)卒業後の状況」を見る

増える正規雇用、減るフリーター

文部科学省の「学校基本調査」では、大学(学部)卒業後の状況を進学者、就職者、臨床研修医、一時的な仕事に就いた者、それ以外の者に分類してその数を発表しています。

「一時的な仕事に就いた者」を、臨時的な収入を得る仕事に就いた者・雇用の期間が1年未満又は雇用の期間の長さにかかわらず短時間勤務の者(パート、アルバイトなど)、と定義していて、高学歴フリーターはこちらに該当します。

大学卒業者の人数は2010年(54万1,428人)から2019年(57万2,639人)まで微増を続けているのに対し、一時的な仕事に就いた者は1万9,332人から8,165人へと、半分以下になっています。

「それ以外の者」に含まれるのは進学準備中、就職準備中、家事手伝い、ボランティアなどです。

彼らの大部分は何らかの形で収入を得ていると考えられますので、フリーターとして捉えてよいでしょう。彼らの人数もこの10年で8万7,174人から3万8,232人と半減しています。

2010年では卒業者の5人に1人が「一時的な仕事に就いた者」もしくは「それ以外の者」でしたが、2019年ではその割合は12人に1人となっています。逆に、卒業してからまずは就職する人数は着実に増えているのがわかります。(表「大学(学部)卒業後の状況」参照)

近年の労働環境の改善や働き方改革によって、キャリアプランの選択肢が増えているので、フリーターを選ぶ若者も多いだろうと考えがちです。

しかし、実際の学生は「まずは就職して足元を固める」という堅実な道を選ぶトレンドが年々強くなっています。

これはキャリアに空白期間があったり、1度でも職から離れてしまうと自分の望む形で再就職するのがとても難しいという現状を、学生たちが深く理解している結果といえるのではないでしょうか。

長期的な視点でキャリアプランを持つことが重要になってきます。キャリアアップのために資格を取って転職する、という選択をする人も多いでしょう。しかし、資格を持っているだけで内定がもらえるわけではありません。

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最終更新:1/16(木) 21:55
LIMO

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