ここから本文です

【マイルドハイブリッド】マツダ2 1.5スカイアクティブGに英国で試乗

1/16(木) 9:50配信

AUTOCAR JAPAN

スターター・ジェネレーターを追加

text:James Attwood(ジェームス・アトウッド)
translation:Kenji Nakajima(中嶋健治)
 
現行のマツダ2、もとデミオが登場したのは2014年。競争の激しい中にあって、新鮮味が薄れてきた時期となった。そこで要所に手直しを加えることでエイジングケアを施し、モデルライフの延長が図られた。

【写真】比較 2とフォード/ルノーの競合 (85枚)

マツダが2020年に向けて施したフェイスリフトの内容は比較的幅広い。その中でも目立つのが、ベルト駆動されるスターター・ジェネレーターが追加され、マイルドハイブリッド化された1.5Lのガソリンエンジンだろう。

2019年まで、このエンジンはハイブリッド化されておらず、英国ではマツダ2唯一のパワートレインだった。ステアリングとダンパーにも改良を与え、本来良かったドライビング・ダイナミクスを向上。ボディデザインも、マツダ3などの新しいモデルに合わせて変更を受けている。

しかしこのコンパクト・ハッチバックというカテゴリーは、欧州では競争激戦区。フォード・フィエスタやプジョー208、ルノー・クリオ(ルーテシア)にセアト・イビザなど、新しいモデルで溢れている。ささやかな電動化技術の投入とお化粧直しで、競争力は維持できるのだろうか。

マイナーチェンジを受けたマツダ2のスタイリングは、刷新とはいえない内容でも、筆者の目には良く写っている。清楚で明快な、心地よいデザインは変わっていない。

低速域で上質さを増したエンジン

清楚で明快という修飾語は、インテリアにも適用できる。機能の操作系のレイアウトは適切で、操作しやすい。全方向で視界も良好で、車内は比較的広く快適に過ごせるだろう。

ダッシュボードに乗せられたタッチモニターのサイズは7.0インチ。このクラスでは最大というわけではないが、システムの動作は良好。アップル・カープレイとアンドロイド・オートにも対応する。スマートフォンから音楽の再生も可能だ。

ただし、インフォテインメント・システムには従来的なCDプレイヤーが残されていたり、物理的なスイッチも並び、どこかレトロさも漂う。これまでの操作感に慣れていた人にとっては、悪いことではないけれど。

マツダが欧州向け2に採用したのが、Mハイブリッドと呼ばれるシステム。ベルト駆動によるスターター・ジェネレーターによって、減速時に運動エネルギーを電気エネルギーとして回収。エンジンの効率を高めることを目指している。

システムとしては小さく、1.5Lエンジンの最高出力などに変更はない。英国では、75psと90psの設定が用意されている。今回の試乗車は90ps版。

ドライビング体験として、Mハイブリッドが劇的な変化を生んでいるわけではない。それでも低速域でのスムーズな加速で、効果は実感できる。エンジンは上質さを増したように感じられ、このサイズとしては不満のない動力性能を得ている。

経済性と環境負荷へのメリットは明確。マツダによれば90psの場合、WLTP値での燃費は18.8km/Lで、二酸化炭素の排出量は94g/km。今回の試乗テストでも17.7km/L程度は出ていた。

1/2ページ

最終更新:1/16(木) 9:50
AUTOCAR JAPAN

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事

Yahoo! JAPAN 特設ページ