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「宿題」を廃止したわけ ~ 型破り校長の改革論

1/17(金) 11:10配信

ニッポン放送

千代田区立麹町中学校・工藤勇一校長 × 大橋未歩 対談インタビュー
<第1回>
2014年から千代田区麹町中学校の校長を務める工藤勇一氏。宿題、定期テスト、固定担任制の廃止など、異例の改革を次々と行う手腕には多くのメディアが注目し、麴町中学には文部科学省など全国の教育関係者が視察に訪れる。その大胆な改革の根底にある子育て論についてまとめた『麴町中学校の型破り校長 非常識な教え』(SB新書)を著した工藤校長に、フリーアナウンサー・大橋未歩がインタビュー。ニッポン放送「大橋未歩 金曜ブラボー」(2019年12月20日放送分)での対談の再録として、全4回にわたりお届けする。

■宿題をやめたわけ

「現在の麴町中学は公立中学とは思えない校内改革をされています。工藤校長は度々メディアにも出演されて、話題になっています。『子どもを入れたい学校NO.1』とも言われている公立中学ですが、一見非常識とも思われる大胆な改革を実施されていますが、お話を伺ったら、むしろ納得しました。いままで当たり前にしてきた常識を1度疑ってみる、という新しい気づきをいただけるお話でした」……大橋は、まずインタビューを振り返り、工藤校長の考え方に深く共感したことを語った。

【工藤 勇一 氏 プロフィール】
1960年、山形県鶴岡市生まれ。東京理科大学理学部を卒業後、山形県と東京都の公立中学校で教員。その後、東京都や目黒区、新宿区で教育委員会に勤め、2014年から千代田区立麴町中学校の校長に就任。麴町中学では宿題の廃止、定期テストの廃止、固定担任制度の廃止など異例の改革を実行。その日常識とも言える改革は多くのメディアで取り上げられ、麴町中学には文部科学省など全国の教育関係者が視察に訪れるようになった。

 

(※以下、「――――」部分はインタビュアー・大橋のコメント)

―――― 工藤校長は、どのような学生でしたか?

工藤:全然自慢できるような学生ではありませんでした。高校時代も真面目ではないし。みんながっかりするので、あまり言いたくないですね。

―――― 逆にそれが勇気を与えられるというか。私自身、学校が何のためにあるのかわからなくなってしまって、学校に行っていない時期がありました。『麴町中学校の型破り校長 非常識な教え』を読んで、共感する部分もありました。改革の1つとして宿題を廃止したということですが、どのような理由だったのですか?

工藤:宿題は、極端に言えば何の役にも立たないのですよ。昔、学校が始まった当時に宿題はあったのでしょうか。私が子どものころは、ほとんど宿題は出ていなかったです。皆さんの時代だとありますよね。でも、宿題がなかったら、自分で必要なものを勉強しますよね。

―――― 空いた時間に自分の好奇心が持てるものを。

工藤:自分の大事な時間が奪われるじゃないですか。

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最終更新:1/18(土) 15:25
ニッポン放送

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