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19年国内・国際REIT型リターン―9割以上が二桁上昇、「J-REITオープン」など上位

1/17(金) 12:15配信

モーニングスター

 19年の国内REIT型、国際REIT型ファンドのパフォーマンスを見ると、国内REIT型のリターンが相対的に良好となった。モーニングスターインデックスに基づき19年のカテゴリー別リターンを見たところ、7カテゴリーのうち「国内REIT」が25.23%で第1位。次いで、「国際REIT・グローバル・除く日本(為替ヘッジなし)」が21.80%で第2位、「国際REIT・グローバル・含む日本(為替ヘッジなし)」が21.76%で第3位となり、世界に幅広く分散するREITも好調だった。

 19年は先進国で緩和的な金融政策が行われる中、比較的利回りが高いREITに資金が集まりやすかった。中でも長期金利がマイナス圏に沈んだ日本ではREITの需要が高まった。年後半に軟調となった場面で日銀が買い入れを積極化させるなど、中央銀行による直接的な下支えという日本独自の要因もプラスに寄与した。ちなみに「国内REIT」のリターンは18年に続く2年連続の第1位で、18年のリターンは9.54%と7カテゴリーで唯一のプラスと、リスク回避局面でディフェンシブ性を発揮する特徴も有する。

 個別ファンドで見ると、国内公募追加型株式投信の国内REIT型、国際REIT型に属するファンド計392本全てがプラスのリターンとなり、全ファンドの9割以上が二桁のリターンと全般的に良好なパフォーマンスとなった。

 国内REIT型、国際REIT型ファンドの中で通貨選択型を除くアクティブファンドのリターントップ10を見ると、第1位は「パインブリッジ・グローバル・テクノロジー・インフラ・ファンド」でリターン35.51%。19年11月末時点のテーマ別構成比ではeコマース関連施設とデータセンターで半分以上を占めており、株式市場でハイテク銘柄が騰勢を強める中でREITでも関連セクターが良好なパフォーマンスとなっている。

 第2位は「ワールド・リート・セレクション(欧州)」で29.90%となった。欧州のREITが19年に良好なリターンとなったことが背景にある。参考としてS&Pの国・地域別REIT指数の上昇率(米ドルベース)を見ると、欧州は30.06%と、日本除くアジア太平洋の19.81%、米国の24.45%、日本の26.90%を大きく上回った。

 第5位と、第7~10位は全て野村アセットマネジメントが運用する国内REITファンドとなった。27.92%のリターンで第8位となった「J-REITオープン(年4回決算型)」は19年12月末までにモーニングスターレーティングが114カ月連続で5ツ星と、「国内REIT」内だけでなく国内投信全てで見ても最長の記録を継続。19年のリターンだけでなく、リスク調整後の相対的なリターンが長期で良好であることを意味する。

坂本浩明

最終更新:1/17(金) 12:15
モーニングスター

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