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ANAと豪ヴァージン、コードシェア 国際線は春以降

1/17(金) 16:52配信

Aviation Wire

 全日本空輸(ANA/NH)とヴァージン・オーストラリア(VOZ/VA)は1月17日、包括連携契約を締結した。30日から、豪ヴァージンが運航する国内線でコードシェア(共同運航)を開始する。ANAが豪航空会社と提携するのは、アンセット・オーストラリア航空(AAA/AN)以来約20年ぶり。豪ヴァージンは日本の航空会社と初提携となる。

◆藤村専務「国内線からの乗り継ぎ重要」

 1月30日からコードシェアを開始するのは、シドニー発着のメルボルンとブリスベン、ゴールドコースト、ケアンズ、アデレード、キャンベラの6路線。このほか、春以降をめどに、ANAが運航する国内線と羽田-シドニー線、成田-パース線にも拡大するほか、夏ダイヤが始まる3月29日に豪ヴァージンが就航するブリスベン-羽田線や、豪国内の既存路線でも開始する。

 両社は今回の提携により、日豪間のシェア向上を見込む。都内で会見したANAの藤村修一専務は、両国間の流動向上には国内線からの乗り継ぎが重要との認識を示した。藤村専務は、豪国内線のシェアを競合のカンタス航空(QFA/QF)が40%、ヴァージンが30%とした上で「(豪からの)ANA便への乗り継ぎ増加を期待する。羽田経由でのブリスベン線への誘客にもつながる」とし、両社での日豪間シェアの向上を目指すとした。

 ANA便でのコードシェアは、今春以降に開始する。具体的な開始時期について、藤村専務は「欧州での支店開設などもあり、現在詰めている最中。できるだけ早く始めたい」と述べるに留めた。

◆豪ヴァージン「アライアンス入らない」

 今回の提携について、豪ヴァージンのチーフ・コマーシャル・オフィサー、ジョン・マクラウド氏は「ANAとは似た思想を共有していると感じている」とし、顧客サービスや定時運航への努力などが類似しているとした。

 ANAは航空連合(アライアンス)「スターアライアンス」に加盟しているが、豪ヴァージンはどのアライアンスにも所属していない。マクラウド氏はスターアライアンス加盟の可能性にについて、加入によるメリットは理解している、とした上で「グローバルアライアンスに参加するつもりはない」と述べた。マクラウド氏は「ANAとの提携により、グローバルアライアンスに加盟しているような状態になることを期待している」と語った。

◆豪州は4枠

 2020年夏ダイヤで50枠拡大となる羽田昼間時間帯の発着枠は、日本と相手国の航空会社に25枠ずつ配分。このうち豪州向けは4枠で、日豪両国で2枠ずつ配分し、豪州はヴァージンとカンタス航空が、日本は日本航空(JAL/JL、9201)とANAが1枠ずつ使用する。

 ヴァージンは日本初就航で、夏ダイヤが始まる3月29日にブリスベン-羽田線を開設。羽田着発を夜に設定し、ブリスベン着を午前中とすることで、豪国内線への乗り継ぎ需要を見込む。カンタスは同じく3月29日に、メルボルン-羽田線を就航。成田からの移管路線で、メルボルン-成田線は運休する。

 JALは3月29日に、シドニー線を成田から移管。ANAは夏ダイヤ期間にシドニー線を増便する。

Yusuke KOHASE

最終更新:1/17(金) 16:52
Aviation Wire

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