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それでも“インフルエンザ出社”がなくならないワケ くだらない「武勇伝」づくりはもうやめよう

1/17(金) 7:10配信

ITmedia ビジネスオンライン

周囲はどのように言うべきか?

 私は19年10月、超大型台風19号が関東地方に直撃する日の朝、次のような記事を書いて「出社自粛」を呼びかけた。

超大型台風の襲来、JRの計画運休、それでも社員を出社させるべきか?(Yahoo! ニュース)

 なぜか。記事に書いた通り、不要不急の社員が無理して出社すると、「迷惑」だからだ。警察や医療従事者、自治体に勤める公務員など、どんなに非常事態でも出社すべき方々が、スムーズに移動できなくなる。

 一般企業が非常時の出社を個人任せにしておくと、「困難な状況でも会社に尽くす自分」という姿を演じたくて、周囲の迷惑をかえりみずに出社してしまう。だから自粛を呼びかけた。

 インフルエンザ出社もそうだ。決して、周りは「こんなにすごい台風なのに出社するなんてエラい!」という印象を抱くべきではない。もちろん、上司も「台風といっても、この程度なら出社しろよ」と命令してはならない。

 流行を少しで和らげ、社会的責任を果たすためには、本人任せにせず、会社が断固とした態度でメッセージを出すことだ。部下に対しては、

「君が出社するとオフィスにおける感染リスクが高まり、会社が迷惑だ」

などと、ハッキリ言うべきなのである。

 多くの場合、当人は、「よかれ」と思って会社に行こうと思っている。だから、なかなか言いづらい気持ちは分かる。しかし時代は変わったのだ。心を鬼にして、言いきらなければならない。「迷惑なんだ」と。

著者プロフィール・横山信弘(よこやまのぶひろ)

企業の現場に入り、目標を「絶対達成」させるコンサルタント。最低でも目標を達成させる「予材管理」の理論を体系的に整理し、仕組みを構築した考案者として知られる。12年間で1000回以上の関連セミナーや講演、書籍やコラムを通じ「予材管理」の普及に力を注いできた。NTTドコモ、ソフトバンク、サントリーなどの大企業から中小企業にいたるまで、200社以上を支援した実績を持つ。「絶対達成マインドのつくり方」「絶対達成バイブル」など「絶対達成」シリーズの著者であり、著書の多くは、中国、韓国、台湾で翻訳版が発売されている。

 

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最終更新:1/17(金) 13:01
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