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ベナン題材 着物制作 福岡県の有志 五輪に合わせ 富山で出資呼び掛け  

1/17(金) 21:58配信

北日本新聞

■バスケ八村選手 父の祖国

 東京五輪・パラリンピックに合わせて世界各国をイメージした日本の着物を制作し、おもてなしに役立てる「KIMONOプロジェクト」で、ベナン版の着物が完成した。ベナンは米プロバスケットボールNBA、ウィザーズの八村塁選手(富山市出身)の父の祖国。プロジェクトに共鳴した福岡県内の八村選手のファンらがベナンとの交流につなげようとスポンサーに名乗りを上げ、バスケの盛んな同県や八村選手の地元の富山県を中心に出資を呼び掛けている。(報道センター・小川剛)

 KIMONOプロジェクトは、福岡県久留米市で呉服店を営む高倉慶応(よしまさ)さん(51)が中心となり、2014年に一般社団法人を立ち上げて始めた。スポンサーの企業や個人を募って着物を作る仕組みで、賛同の輪は広がっている。東京五輪開幕までに213の国・地域の着物を制作する予定で、178着が完成した。ベトナム、モンゴル、韓国、ウズベキスタン、パキスタンは県内の企業などがスポンサーとなっている。

 一部の着物は昨年、国内で開かれたラグビー・ワールドカップ開会式やアフリカ開発会議などで披露された。以前から働き掛けている東京五輪公式行事での活用はまだ決まっていないが、プロジェクトでは五輪に合わせ、独自に発信する機会も設ける考えだ。

 158着目となるベナンのスポンサーに立候補したのは、久留米市で伝統文化に関するイベントを開いてきた若江武さん(43)らのグループ。八村選手の活躍で同国に興味を持ったのに加え、水がめから水が漏れないよう人々が一緒に穴をふさいでいる現地の有名な像を題材にした着物の柄に共感したという。17日に高倉さんと北日本新聞社を訪れた若江さんは「世界はこんなふうに力を合わせて一つになるべき」と言う。

 2人は交流のある富山県内の青年会議所関係者らに出資や協力を依頼しており、完成した着物を県内で紹介する機会を設ける考えだ。高倉さんは「富山の皆さんがベナンをより身近に感じるきっかけになるとうれしい」と話した。

 出資はクラウドファンディングサイト「キャンプファイヤー」で20日から募集。出資額に応じ、発行する記念誌への氏名記載などの特典がある。

最終更新:1/27(月) 18:52
北日本新聞

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