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ロボットによるリール交換で基板実装の段取り替え時間をゼロに、FUJIの挑戦

1/17(金) 7:35配信

MONOist

 FUJIは「インターネプコンジャパン2020」(2020年1月15~17日、東京ビッグサイト)において、「FUJI Smart Factory Platform NXTR」(以下、NXTR)を初出展し、AGV(無人搬送車)やロボットなどを組み合わせリール交換の自動化などを実現する「スマートファクトリー化」を訴えた。

スマートローダーとAGVを活用し段取り替え時間を限りなく低減できる点が特徴である「(クリックで拡大)

新たな実装工場の姿を示す「NXTR」

 FUJIが新たに2020年春の市場投入に向けて提案するのが、電子部品実装工程の全自動化のカギを握る戦略製品である「NXTR」だ。「NXTR」は、表面実装工程において「3つのゼロ」を目指した点が特徴である。

 1つ目は「実装不良ゼロ」だ。「NXTR」では新開発のセンシング技術により実装状態をリアルタイムに監視し、電子部品と基板へのストレスコントロールを同時に行うことで、安定した実装品質を実現するという。

 2つ目が「オペレーターゼロ」だ。新開発のスマートローダーにより、生産スケジュールに合わせて、電子部品の補給や次生産への段取り替えを完全自動化することに成功した。これにより、作業の遅れやセットミスによる部品供給不良などチョコ停要因を大幅に減らすことができるという。

 3つ目が「機械停止ゼロ」だ。「NXTR」は完全モジュラリティをコンセプトとし、工具なしでヘッドなどのユニット交換を行える。オフラインでメンテナンスを行える他、自己診断機能による予知保全なども可能で、突然の機械停止を防ぐことができる。

 FUJIでは同様のコンセプトのクリームはんだ印刷機「NXTR PM」なども併せて紹介。新たに実装部品を納めたテープリールの自動管理と搬出ツールなども用意し、生産ライン全体での情報の統合と、段取り替えの影響を押さえたスマートな連携を実現する方針である。

 実際には「テープリールの管理ツールから、AGVやスマートローダーに載せ替える作業はまだ人手で行わなければならないが、NXTRにより従来実装ラインで大きな負担になっていた部品供給の大部分が自動化できるようになる」(説明員)とし、その価値を訴えていた。

MONOist

最終更新:1/17(金) 7:35
MONOist

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