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ファミマが「第2回うまいパン決定戦」を開催 山パンがむき出しにした「全国制覇」の野望

1/17(金) 16:38配信

ITmedia ビジネスオンライン

 ファミリーマートは1月21日~2月10日までの期間限定で「第2回うまいパン決定戦」を全国の店舗で開催する。

【画像で見る】第1回大会の優勝商品と第2回大会のエントリー商品

 うまいパン決定戦は、パンメーカー9社が1つのテーマに沿ったオリジナルパンを開発し、その人気を競うもの。全国を5つのブロック(「北海道」「東北」「関東・甲信越・福島」「関西・東海・北陸・中国・四国」「九州」)に分けて、各エリアでの1位を販売金額とTwitterの投票で決める。

 出場する9社は伊藤製パン(さいたま市)、神戸屋(大阪市)、札幌パリ(札幌市)、敷島製パン(名古屋市)、白石食品工業(盛岡市)、日糧製パン(札幌市)、フジパン(名古屋市)、山崎製パン(東京都千代田区)、リョーユーパン(福岡県大野城市)だ。

 2018年に開催された第1回決定戦のテーマ食材はフルーツで、北海道、東北、九州の3ブロックで優勝したのは山崎製パン。関東・甲信越・福島、関西・東海・北陸・四国の2ブロックで優勝したのは神戸屋だった。

 なぜ、パンのためにわざわざ大々的なイベントを開催するのか。木下紀之氏(商品・物流・品質管理本部 デリカ食品部 部長)によると、おにぎりや弁当といった中食分野において、パンの売り上げ構成比は約18%と最も高い。しかも、他の食品と比べて日持ちするため、廃棄率が低いという特徴がある。廃棄ロスが少ないので、加盟店利益も高い。ファミマの澤田貴司社長は「コンビニの競争環境が厳しくなる中で、加盟店の利益が出にくくなっている。フードロス対策に役立つパンの強化は大きな意義がある」と語った。

各社はどんなパンを開発したのか

 第2回決定戦のテーマ食材は「チーズ」だ。チーズを選んだ理由について木下氏は、「総消費量が右肩上がりで増えているため」と説明した。農林水産省の調査によると、チーズの総消費量は2987万トン(2014年)から3529万トン(18年)に急増している。また、チーズは幅広い顧客層に支持されているという特徴がある。

 各社はどんなパンを開発したのか。

 山崎製パンは「チーズケーキデニッシュ」(税込128円、以下同)を開発した。3種のチーズを使用したマイルドな味わいのチーズクリームをデニッシュ生地に絞り、網掛けして焼き上げた商品だ。同社は、唯一全国5ブロックに出場する。担当者は「(第1回では実現できなかった)全国制覇をしたい」と意気込んだ。

 札幌パリは「チーズケーキみたいなパン」(138円)を開発した。ふんわりとした食感のブリオッシュ風生地でほどよく甘いチーズクリームを包み、チーズ風味のケーキ生地を絞って焼き上げた。担当者は、流行しているバスク風チーズケーキをイメージしたと語った。

 日糧製パンは「厚切りチーズマヨトースト」(168円)を開発した。これは、厚切り食パンに昆布じょうゆとマヨネーズを合わせたチーズソースを絞り、4種のチーズをのせて焼き上げた商品。同社は北海道ブロックのみの出場となるため、地元のお客に支持されやすい昆布じょうゆを隠し味に使ったという。

 フジパンは「スイートチーズデニッシュ(北海道クリームチーズ)」(138円)を開発した。これは、なめらかなクリームチーズとゴロゴロした角切りチーズが特徴の商品だ。

 白石食品工業は「チーズクロワッサン」(158円)を開発した。これは、クロワッサン生地にチーズソースを包み、シュレッドチーズで羽を付けるように香ばしく焼き上げた商品。

 伊藤製パンは「チーズ塩パン」(130円)を開発した。アルペンザルツ岩塩入りのもっちりとした食感の生地に、5種のチーズを使用したチーズクリームを絞っている。

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最終更新:1/17(金) 17:00
ITmedia ビジネスオンライン

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