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復興の25年を経て...今、神戸市が目指す街の姿とは?久元市長が語る『魅力あるワクワクする街』

1/17(金) 20:00配信

MBSニュース

「街の復興はできたわけですが、震災があったために、やらなければいけなかったこと、震災が無ければやれたこと、これができていなかったのは事実だと思います。神戸市が魅力のあるワクワクするような街でなければいけない。そのためにやれることを全てやっていく。」(神戸市 久元喜造市長)

神戸市の次の策は『スタートアップ企業を支援する街』

神戸市が手を打ち始めている施策の一つが“中心地の再整備”です。三宮駅周辺の活性化策として、南北を分断する太い道路を削り、歩行者が行き交う賑わいのある街を目指し、図書館や音楽ホールも作る予定です。『大阪のベッドタウンにはしない』と、駅前のタワーマンションの建設を規制しました。

そして、神戸市が今、最も力を入れているのがIT企業を中心とした“スタートアップ企業への支援”です。

2019年12月、神戸市はアメリカのシリコンバレーを代表するベンチャー投資会社のメンバーを呼び、スタートアップ企業20社に対して6週間にわたっての支援プログラムを実施しました。

支援を受けた20社のうちの一つ、東京の医療機器開発会社「ハービオ」の田中彩諭理さん。仲間と共に、へそに付ける体温計・ピコットを開発しました。女性の基礎体温を正確に測ることができ、熱中症対策などにも期待されています。

「資金調達に関して、スタートアップなので資金が無くなると死んでしまうというところで、どういう風に訴求すればいいかっていうところや、マーケットの考え・ニーズの考えっていうところは、なかなか自分達だけでは難しいところがあったので、そこは凄く助けて頂きましたね。」(ハービオ 田中彩諭理さん)

神戸市の担当者は『スタートアップ企業を支援する街』というイメージを世界で定着させ、将来性のある企業を呼び込んでいきたいと意気込みます。

「今後、5年10年を考えても、いわゆるデジタルテクノロジーは、我々の生活もそうですけど、ビジネスでも色んな産業分野と結びついて経済を牽引していくことは間違いない。一旗あげたいというか、このビジネスを世の中の人々に届けたいと思っている方がここに来て、チャンスを掴んで、雄飛していくということを目的としています。」(神戸市新産業課 多名部重則課長)

神戸市のこの取組で成果も出始めています。2年前、この支援プログラムに参加したシンガポールのスタートアップ企業が、2019年12月、神戸への進出を決めたのです。

トレーニングジム利用者向けのアプリを開発したこの企業「エレクサ」に、神戸市はオフィスの開設費などを支援します。

「神戸市は良い意味でコンパクトな街なので、日本進出の第一歩として適している。神戸市のサポートも魅力的だ。」(『エレクサ』 ステファンさん)

挑戦しようという雰囲気が広がる神戸に

震災25年、神戸市の進化の軌跡。神戸経済を牽引していく今後の戦略とは。

「優れた人材をどう獲得するのか、優れた人材をどう育成するのか。テクノロジーの進化を担うことができる人材をどういう風に育てていくのかということですね。そのカギを握るのがスタートアップです。特に若い世代も含めて、挑戦しようという雰囲気というものが町の中に広がり、高まっていく、そういう神戸であれば素晴らしいという風に思います。」(神戸市 久元喜造市長)

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最終更新:1/17(金) 20:04
MBSニュース

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