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ブラジルU23代表に思わぬ障害=1月の国際移籍期間が選手たちの集中を削ぐ=代理人は東京五輪予選の地コロンビアまで押しかけ

1/17(金) 21:37配信

ニッケイ新聞

獲得打診、代理人や所属チーム関係者、獲得を希望しているチーム関係者との会合、代表とは関係のないメディカルチェックなど、1月いっぱいの国際移籍期間にはつきもののこうした動きが、18日にコロンビアで開幕する東京五輪の南米地区予選を目前に控えるブラジル男子五輪代表の集中を削いでいる。
 多くの選手が、欧州のビッグクラブに狙われている中、ブラジル五輪代表はコロンビアで19日に五輪予選の初戦ペルー戦を迎える。
 アンドレ・ジャルジーニ監督は、選手たちに五輪予選だけに集中するように説いているが、何人かの選手が、自分の移籍話に集中を削がれるのはもはや避けられない事態だ。  
 これは15日にレイニエールがフラメンゴからレアル・マドリッドへの移籍手続きの関係で、チームと行動を共にしなかったことからも明確になった。その日は代表チームと共に行動することを免除されたレイニエールは、その前にも代表合宿所の中で、レアル・マドリッドのスタッフ立会いの下でメディカル・チェックを受けた。
 ジャルジーニ監督は、「選手たちを外の世界から完全に隔離することは不可能。選手たちには最大限の集中を要求している。彼らはトップクラスのプロ選手だ。自分たちの置かれている状況、自分たちが背負っている責任も自覚している。今は感情を冷静に保ち、全身全霊をサッカーにささげなくてはいけないことも良く分かっている。全員で団結して五輪出場権を、さらに東京でメダルを取りにいかなくてはいけない」と語った。
 レイニエールと並び、多くのチームから狙われているのは、アトレチコ・パラナエンセ所属のブルーノ・ギマランエスだ。彼はアトレティコ・マドリッドと契約間近までこぎつけたのに契約にはいたらなかったが、今はポルトガルのベンフィカ、イングランドのアーセナルが獲得を狙っているといわれている。しかし、本人は「五輪予選に集中」の姿勢を崩していない。
 数日後、U23代表チームと共に、選手たちの代理人や家族もコロンビアに駆けつける予定だが、最大の目的は応援ではなく、現地で移籍交渉や手続きを行うことだ。    
 毎年、冬の移籍市場最終日の1月31日は、時差の問題や、各国リーグの規定の違い、必要書類が届かないことなどから、悲喜こもごものドラマが生まれる。

最終更新:1/17(金) 21:37
ニッケイ新聞

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