ここから本文です

ダイカスト製造の「STG」、AI活用の検査装置開発へ。京大発のベンチャー企業と

1/17(金) 6:07配信

鉄鋼新聞

 マグネシウムおよびアルミダイカスト製品製造のSTG(本社・大阪府八尾市、社長・佐藤輝明氏)は、京都大学発ベンチャーのRUTILEA(ルティリア、本社・京都市北区、社長・矢野貴文氏)とAIを活用したダイカスト製品自動検査装置開発で協業していると発表した。今後、ダイカスト製品検査でのAI活用を推進していく。

 その一環としては、SDTest(外観検査オープンソース)を活用し、STG製ダイカスト製品の自動検査を行う実証実験を2019年11月から開始した。
 ダイカスト製品の外観検査は、ルールベースで検査アルゴリズムを開発することが難しく、検査自動化が困難なものの一つと考えられてきた。
 近年のディープラーニングやスパースラーニングをはじめとする機械学習技術の発展により、従来は困難だった外観検査の自動化も可能になった。ルティリア提供のロボット制御やオープンソースの活用で、従来数千万円程度といわれていた外観検査やピッキングなどの搬送自動化を低コストで実現することが可能になった。
 本実証実験では人に頼らざるを得なかった検品工程の自動化の達成と、生産効率の大幅な向上が目標。さらに不良パターンをビッグデータ解析し、その解析結果を鋳造・加工工程に反映させる。「これにより独自の製造工程を研鑽し、国内外のマグネシウムダイカスト製品のリーディングカンパニーとして発展を遂げるべく企業努力を続ける」(STG)。本共同により開発した検査装置やデータ解析のノウハウは国内外の同じ課題を抱える顧客に提供。これにより業界の発展に貢献していくことを今後検討していく意向。
 RUTILEAは、オープンソースを活用し、センシング、ロボティクスにおいて優れた製品を企画販売することを目的とした京都大学発のベンチャー企業。自社開発のオープンソースにより、製造・ロボティクスを中心にサービスを展開している。「第12回オートモーティブワールド、クルマの先端技術展」(1月15~17日、東京ビッグサイトで開催)の自社ブースでは、本件装置を展示している。

最終更新:1/17(金) 6:07
鉄鋼新聞

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事