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配達員「カブと変わらず扱いやすいです」 新時代の配達車「郵便ベンリィe:」が街を走り出す

1/17(金) 17:01配信

バイクのニュース

郵便配達業務用の特別な「ベンリィe:」

 ホンダと日本郵便は2020年1月17日に新宿郵便局で電動二輪車「BENLY e:(ベンリィ イー)」の納車式を開催しました。

【画像】郵便仕様のホンダ「ベンリィe:」

 近年では地球環境に配慮した企業活動が求められていますが、ホンダと日本郵便はその一環として郵便配達業務における持続的な地球環境への貢献を目的に、2017年に協業の検討を開始。その結果として今回、電動二輪車ベンリィe:を集配車として導入することになりました。

 日本郵便は2019年11月13日に、二輪車に先駆け、2020年度末までに三菱自動車の電気自動車(EV)『ミニキャブ・MiEVバン』を1200台配備すると発表していますが、新たに採用された電動二輪車ベンリィe:は2019年度中に200台(原付一種モデル50台/原付二種モデル150台)が導入される予定です。

 また、2020年度末には東京都内における郵便配達業務用二輪車の2割が電動二輪車になる予定とも発表されています。

 主な配備エリアは、新宿/日本橋/渋谷/上野の4局で、東京都をはじめとした首都圏の近距離配達エリアに配備するとともに、一部の地方主要都市の郵便局にも配備されるようです。

 今回の発表に際し、日本郵便の上尾崎幸治執行役員と本田技研工業の安倍典明二輪事業本部長は次のように話します。

■日本郵便/上尾崎幸治執行役員
「ホンダさんとは約3年間に渡り協業を進めてきましたが、今回は大変いいものをホンダさんに作って頂いて大変感謝しています。

 ベンリィe:は新宿郵便局を皮切りに、まずは都心の郵便局を中心に約200台を導入させていただきます。さらに2020年度中には業務上の実用性を見て検討し、約2000台程度を導入する予定です」。

■本田技研工業/安倍典明二輪事業本部長
「今回のベンリィe:の採用は私どもとしても大変喜ばしいものでございます。日本郵便さんが行っている配達業務は、私たちの生活にとって無くてはならないものです。

 配送業務における地球環境に配慮した企業活動は重要なテーマですが、日本郵便さんとは2017年3月に協業に関しての覚書を締結して、それ以来、さまざまな検証を行ってまいりました。

 これまで約半世紀に渡って使用されてきたカブに加えて、ベンリィe:を郵便配達の仲間として迎え入れてくれたことを非常に嬉しく思います。

 ベンリィe:は2019年の12月19日に発表した電動二輪車で、ガソリン車の排気量体制ですと原付一種/原付二種相当にあちります。シャッター式バッテリー“ホンダモバイルパワーパック”を採用したことにより配達拠点で手軽にバッテリーを交換して頂けます。

 これにより、電動車の課題である充電のための時間を解消できます。航続距離に関してはまだまだ進化していかないといけないという考えはありますが、現実問題としてガソリンスタンド自体が減りつつある地方で遠方にあるスタンドに行く必要がなくなるという観点では新たな展開が期待できるのではないかと思っているところです。

 より静かでクリーンな環境に貢献することに加えて、日本郵便の配達員さんの笑顔にも貢献できればと思っている次第です」。

※ ※ ※

 実際に配達員の方にベンリィe:についての感想を伺ったところ「思っていた以上に力強いですし、カブとかわらない扱いやすさです」と話します。

 現在は航続距離などの問題から法人向けのみの販売となっているホンダの電動二輪車ですが、全国の郵便局を活用した充電ステーションの普及などで一般のユーザーでも気軽に利用できる時代が到来することに期待したいところです。

バイクのニュース編集部

最終更新:1/27(月) 12:05
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