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暖冬の影響か 1月にクマ目撃 冬眠せず?/富山

1/17(金) 11:11配信

チューリップテレビ

 暖冬の影響でしょうか?県内では、例年だとこの時期、冬眠するはずのクマの目撃情報が相次いでいます。
 専門家は、「平野部に雪がないため、餌を探しやすく活動している可能性がある」として注意を呼びかけています。

 上市町によりますと、14日午前8時ごろ、上市町湯上野(ゆうわの)で、県道を横切るクマの成獣を通りがかったドライバーが目撃ました。
 通報を受けた警察や町職員が周辺をパトロールしましたが、クマの痕跡は見つかりませんでした。

 「目撃した男性によりますと、クマは、こちらの県道をものすごい勢いで横切り、あちら、運動公園方向へ逃げていったということです」(記者)

 「クマが北側の方から、急に飛び出してきて、ブレーキを踏むほどでもなく、猛スピードで横切っていったもんで。肩幅も筋肉質で大腿部も太い見るからにクマだった。顔も野獣のような怖い形相でいったもんで一瞬、あっけにとられた」(目撃した男性)

 県自然博物園ねいの里によりますと、県内では、今月に入り、わずか2週間で、クマの目撃や痕跡が、上市町をはじめ、富山市、黒部市であわせて3件ありました。

 「1月に入ってもクマおるなんて聞いたことない。怖いちゃね」(近隣住民)

 1月に入っても、クマが出没していることについて、クマの生態に詳しい専門家は。

 「今年みたいに暖かいと食べるものが(雪がなく)地面にむき出しになってることが多い。割合、積雪しているよりも、地上でえさが食べやすいということで活発に動くものは中にいる」(県自然博物園ねいの里・赤座久明さん)

 専門家によりますと、暖冬の影響で平野部に雪がない今年は、キク科のアザミの葉や落ちた柿の実などを狙い、例年だと雪で隠れて見えなくなる餌を狙って、クマが、人里に下りてきている可能性があるといいます。
 また、専門家は、今シーズンの暖冬が、クマの冬眠に影響しているのではないかと指摘します。

 「暖かい所のクマは冬眠期間が短かったり台湾島に住んでるクマは全く冬眠しないクマもいる。周りの食物や気温の環境に合わせて冬の過ごし方を替えてる。そういう柔軟性のある動物。日中10℃越えの月が多い今年はいわゆる里山の暖かい所に住んでるクマには冬眠のスイッチが入らないのかもしれない」(県自然博物園ねいの里・赤座久明さん)

 暖冬で冬眠しないクマに、専門家は、油断せず、熟したカキの実は撤去するなど、秋と同様の対策を徹底するよう呼びかけています。

 「糞のあるなしを確認したり、クマの気配がある可能性があることを前提に雪のない間は注意して活動したほうがいい」(県自然博物園ねいの里・赤座久明さん)

チューリップテレビ

最終更新:1/17(金) 11:11
チューリップテレビ

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