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“教養コンテンツ”、“芸人の新ビジネス”として売り出していたから?「中田敦彦のYouTube大学」炎上のメカニズム

1/17(金) 18:13配信

AbemaTIMES

 100万人以上の登録者数がいるオリエンタルラジオ・中田敦彦のYouTubeチャンネル『中田敦彦のYouTube大学』が炎上中だ。

【映像】中田敦彦のYouTube大学を巡ってふかわりょうらが議論

 慶應義塾大学卒で自称“元ガリ勉”というキャラを活かし、政治や哲学、歴史など様々な分野を解説した“学べる動画”は多くの視聴者を獲得。再生回数は「5Gで世界が変わる!前編」が403万回、「宗教団体 創価学会前編」が354万回、「日本史編 縄文~平安時代前編」が235万回、「日本の神話『古事記』が面白い」が225万回、「第一次・第二次世界大戦」が219万回と、人気YouTuberの仲間入りを果たしている。

 ところが昨年末、イスラム教について解説した動画について、イスラム思想研究者の飯山陽氏が「イスラム教の『解説』なるものを聞いてみたら、実に酷かった。宗教の知識として不正確であるということを、誰かが指摘する必要があると思う」とのツイートを投稿したのを皮切り、宗教や歴史を扱った動画についての指摘が相次ぎ、「勉強用のチャンネルでデマは駄目」「専門家を監修につけてほしい…」「堂々とネットで嘘を流さないで下さい!」といった批判が殺到した。

 一方、「ファクトチェックは各々でしなよ」「こんな間違い、テレビの地上波も本もいっぱいあるじゃない。なんであっちゃんだけやり玉にあがるの?」「そもそもネットに完璧を求めるのっておかしくない?もっと、ネットって自由だったでしょ!!」「揚げ足取りだな」「動画をそのまま信じ込むリテラシーが問題じゃない?」「“嘘”という人は自分で正しいと思うコンテンツ作ればいい」「出る杭は打たれる…」「この動画が勉強するきっかけになるならいいじゃん」といった擁護の声も少なくない。

 ネットの炎上対策を手がけるMiTERU代表のおおつねまさふみ氏は「ものすごく複雑なテーマを分かりやすい口調でやることには意義があると思うが、どうしても不正確になってしまうのは宿命だ。そのことで本や雑誌、テレビ番組が専門家の指摘を受けるということもよくある。中田さんの場合、有名人で再生数も非常に多いので、教育上良くないのではないかという批判を受けやすかったのだと思う。かつて石ノ森章太郎が『日本経済入門』という漫画を描いた時に批判を浴びたが、結果的には内容が評価され受け入られていった」と話す。

 その上でおおつね氏は「実は中田さんのYouTubeチャンネルは去年も炎上している。池上彰さんの書籍を元に日韓問題を扱った際、偏っているのではないかと指摘されていた。今回はそれ以上の大騒ぎだ。心理学用語に“シャーデンフロイデ”、ネット用語に“メシウマ”という言葉がある。中田さんの評判や動画再生数が落ちたとしても、自分の生活には関係ない。むしろ有名な人、恵まれてる人がひどい目に遭っているのを見るのは楽しいと思う心理がある。それが人間でもある」とした。

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最終更新:1/17(金) 18:13
AbemaTIMES

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