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「売り上げ戻ったよ」印象的だったタクシー乗務員の笑顔 本紙“白タク”報道に疋田賞

1/17(金) 16:35配信

沖縄タイムス

 「第14回疋田桂一郎賞」を受賞した比嘉太一、西倉悟朗両記者の「Yナンバー白タク問題を巡る一連の報道」は、選考評で「白タク行為を組織的にしている問題を暴いた。警察の摘発が難しかった白タク行為を捉えた動画を公開し、米軍にも違法行為を認めさせた」と評された。

Yナンバー車の白タク行為を捉えた動画

 比嘉記者は入社5年目で西倉記者は同1年目。白タク行為の情報をつかみ運転手らを取材し、会員制交流サイト(SNS)で予約システムを構築している組織的な問題をスクープした。

 比嘉記者は「調査報道によって問題を広く社会に訴えたことが評価されてうれしい」、西倉記者は「報道後にタクシー乗務員から『売り上げが戻った』と笑顔で声を掛けられたことが印象的だった」と話した。

 「第24回新聞労連ジャーナリズム大賞」優秀賞を受賞した「改正ドローン規制法など権力の暴走をただす一連の報道」は、同規制法によって沖縄では暮らしと隣り合わせの軍事活動を監視する「目」がふさがれ、産業にも影響を与える問題点を連載などで重層的に伝えたと評価。

 宮古島市が名誉毀損(きそん)で市民を訴える議案を提出した問題でも市の提訴方針をスクープ後、「住民の活動を萎縮させる『スラップ訴訟』の問題点を問うキャンペーン報道を展開し、市を議案撤回に追い込んだ」とした。

 総評では、ヘイトスピーチ報道に取り組む神奈川新聞の記者が差別的な演説をした元市議候補から訴訟を起こされた時に、本紙記者を神奈川に派遣し取材に当たったことも評価。「差別と闘う記者を支える言論をリードした沖縄タイムスの記事は特筆に値する」と評した。

 表彰式は22日、都内の台東区民会館で開かれる。

最終更新:1/17(金) 16:50
沖縄タイムス

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