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MUFG亀沢次期社長「結果にこだわる」、初の理系トップ誕生

1/17(金) 16:03配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): 三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)は17日、4月1日付で亀沢宏規副社長が社長兼最高経営責任者(CEO)に昇格するトップ人事を決めたと発表した。三毛兼承社長は代表権のある副会長に就くとともに兼務している三菱UFJ銀行の頭取業務に集中する。平野信行会長は続投する。

同日会見した亀沢次期社長は「重責に緊張している」としながらも「結果にこだわりたい。東京五輪になぞらえて言うと感動とメダルの両方にこだわりたい」と抱負を述べた。また、投資家に対して「成長性や次の絵姿をどう見せるか、夢を語れていない」として、次期中期経営計画で明示したいとの考えを示した。株価純資産倍率(PBR)や時価総額などを考えると資本の効率性を高める必要があるとも語った。

亀沢氏は1986年に三菱銀行(現三菱UFJ銀行)に入行。市場部門や米ニューヨーク支店での勤務を経て、帰国後はチーフ・デジタル・トランスフォーメーション・オフィサー(CDTO)としてMUFGコインなどを含むグループ全体のデジタル推進を担ってきた。産学横断の量子コンピューターの開発責任者を務めたほか、高速データ配信を手掛ける米アカマイ・テクノロジーズとの新会社設立も主導した。

東京大学理学部数学科出身で、同大大学院での専門は整数論。同社初の理系出身トップとなる。

亀沢次期社長は事業のデジタル化について、顧客との接点をどう取っていくのかや同社自身の接点をどうレベルアップするかが重要だと説明。提携先なども重要になるとの考えを示した。

JPモルガン証券の西原里江アナリストは16日付のリポートで、亀沢氏のCEO就任によって、デジタル事業の加速が見込まれるとともに、グループと銀行経営の役割分担で、経営のかじ取りのスピード感が期待できるとの見方を示した。

MUFGでは、「構造改革を加速するためには早期に強力なリーダシップが必要」として、2019年4月から三菱UFJ銀行の三毛頭取がグループ会社の社長を兼務していたが、1年で体制を変更する。

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最終更新:1/17(金) 18:26
Bloomberg

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