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春商戦と楽天対抗 KDDIが「auデータMAXプランPro」の値下げに踏み切った理由

1/18(土) 10:40配信

ITmedia Mobile

 KDDIは、スマートフォン単体でのデータ通信が容量無制限になる「auデータMAXプランPro」を、2月1日から1500円値下げすることを発表した。料金は「2年契約N」を適用した場合で7480円(税別、以下同)。「家族割プラス」で3回線契約しつつ、固定回線とのセット割である「auスマートバリュー」を適用すると5480円になる。さらに、6カ月間「スマホ応援割」で1000円の値引きを受けることができ、期間限定ながら料金は4480円まで下がる。

高かった割引前の料金

 あわせて、テザリングや世界データ定額利用時の通信容量も10GB増量され、30GBになる。料金を2割程度下げつつ、容量無制限の例外として設けられていた制限を緩和した格好だ。KDDIは、Netflixとのバンドルプランである「auデータMAXプラン Netflixパック」(以下、Netflixパック)を7880円、割引全適用時は4880円で提供しているが、auデータMAXプランProの値下げによって、これを下回ることになる。ここでは、KDDIが値下げに踏み切った理由や背景を考察していきたい。

選びやすくなったauデータMAXプランPro、他社の大容量プランに近い水準に

 もともとauデータMAXプランProは、2年契約N適用時で8980円、割引を全適用しても6カ月間5980円、以降は6980円と、スマートフォンの料金プランの中では、高めの金額に設定されていた。KDDIが主力にする、月7GBでFacebookやTwitterなどのゼロレーティングサービスが付いた「auフラットプラン7プラスN」は5480円。両者の金額差は、3500円と大きかった。2月1日からは、auデータMAXプランProが値下げされることで、この差が2000円に縮まる。

 月20GBまで利用できる「auフラットプラン20N」との差額も正価で2980円から1480円に下がる。auフラットプラン20Nには家族割プラスが適用されないため、割引全適用時の料金差が480円になるのも大きい。7GBのauフラットプラン7プラスNからのアップグレードを考えたとき、auデータMAXプランProが選択肢に挙がりやすくなるはずだ。

 他社と比較した際にも、auデータMAXプランProは価格の高さがネックだった。1月1日から終了期間未定で容量を30GBから60GBにアップしたドコモの「ギガホ」は、2年契約を付けるか、「dカードお支払割」が適用されたときの料金が6980円。「みんなドコモ割」で3回線以上契約し、「ドコモ光セット割」を付けると、6カ月間の料金は3980円。60GBと容量無制限の違いはあるものの、金額差は2000円と大きかった。KDDIが料金プランを改定したことで、差額は500円になる。このように見ると、ドコモの容量増加に対抗した値下げと捉えることもできそうだ。

 7480円という金額は、月50GBで一部動画サービスやSNSにゼロレーティングを導入している、ソフトバンクの「ウルトラギガモンスター+」と同額。ウルトラギガモンスター+の場合、「みんな家族割+」の割引額が4人で契約すると2000円と大きくなるため、割引を全て適用した際の価格は3480円に下がるが、最大で1000円差の範囲に収まるようになった。スマートフォン単体での使い方だったゆえに、他社より割高だったauの最上位プランが、他社と同水準まで下がり、競争力が増したといえる。

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最終更新:1/18(土) 10:40
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