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中日の高卒ドラ1野手は“遅咲き”が多い!? 気になる石川昂弥の起用法

1/18(土) 18:01配信

ベースボールキング

◆ 高まる首脳陣からの期待

 各球団の新人合同自主トレも後半戦に突入。ドラフト1位の選手が多くメディアに取り上げられている。中日の石川昂弥もそのひとり。すでに打撃練習では快音を響かせており、関係者を驚かせているようだ。

 今シーズンから巡回打撃コーチに就任したアロンソ・パウエル氏からも、その鍛え抜かれた体を絶賛されたという。また、就任2年目を迎える与田剛監督も出演したTV番組の中で、石川をサードで勝負させる意向を示し、主将でもある高橋周平らを脅かすような存在になってほしいと期待を寄せた。

 2月1日からはじまる春季キャンプの振り分けは発表されていないものの、一軍キャンプに参加となれば、オープン戦の結果次第では開幕一軍といった可能性もでてくる。そうなれば、平成以降における「中日のドラフト1位高卒野手」という括りにおいては、2012年の高橋周平以来2人目の出来事だ。

 しかし前述したように、多くのチーム同様、1年目から一軍で多く起用されることは稀であり、レギュラーの証ともいえる「規定打席」の到達にも多くの選手が時間を要している。


◆ 荒木雅博、高橋周平とも初の規定打席到達は7年目

 平成以降の中日のドラフト1位高卒野手は、1995年の荒木雅博(熊本工)から今回の石川まで合計で9人いる。そのなかで1年目から一軍で本塁打を放ったのは、高橋周平ただひとり。安打を放ったのも、高橋と森岡良介のふたりしかいない。

 そもそも一軍での出場機会を与えられたのも、高橋、森岡に加え、平田良介と根尾昂の合計4人。のちに名球会入りを果たす荒木雅博ですら、1年目に一軍での出番はなかった。

 また、このなかで「規定打席」到達経験があるのは、荒木、平田、堂上、高橋の4人で、そのいずれもが時間を要している。比較的早い段階から出番を得ていた荒木と高橋でも、7年目、平田は9年目、堂上に至っては10年目にようやく規定打席に到達した。

 他球団の高卒ドラフト1位の野手による初の規定打席到達までに要した年数を見ると、坂本勇人(巨人)は2年、筒香嘉智(元・DeNA)は3年、山田哲人(ヤクルト)と鈴木誠也(広島)、岡本和真(巨人)らは4年となっており、それぞれチーム事情は異なるものの高卒ドラ1野手のレギュラー定着は中日より早い傾向にある。

 かつては、中日も立浪和義が高卒1年目の野手として新人王(1988年)を獲得したことがあった。もちろん選手の実力やチーム事情も関係してくるが、平成以降における中日の高卒ドラフト1位野手は、一軍で経験を積ませるというよりも、時間をかけて育てる形が続いている。

 当然、石川本人の実力も関係してくるところだが、近年の傾向通りになるのか、それとも1年目から可能な限り一軍で経験を積むことになるのか――。春季キャンプの振り分けを含め、首脳陣の起用法にも注目していきたいところだ。


◆ 中日の高卒ドラフト1位野手
※ 平成(1989年)以降
※ カッコ内の年数は初の規定打席到達年
※ ▲=規定打席未到達

19年:石川昂弥(内/東邦高/?)
18年:根尾 昂(内/大阪桐蔭高/▲)
11年:高橋周平(内/東海大甲府高/7年目)
06年高:堂上直倫(内/愛工大名電高/10年目)
05年高:平田良介(外/大阪桐蔭高/9年目)
03年:中川裕貴(内/中京高/▲)
02年:森岡良介(内/明徳義塾高/▲)
01年:前田章宏(捕/中京大中京高/▲)
95年:荒木雅博(内/熊本工/7年目)

BASEBALL KING

最終更新:1/18(土) 18:01
ベースボールキング

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