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【北米でホンダ/トヨタと勝負】キア・テルライドSX 8シーターの大型新SUV

1/18(土) 18:50配信

AUTOCAR JAPAN

3列シート大型SUVの新モデル

text:Graham Heeps(グラハム・ヒープス)
translation:Kenji Nakajima(中嶋健治)
 
韓国のキア社は、北米市場でSUVラインナップの見直す一環として、新しいテルライドを投入した。北米基準で見れば中型となる、3列シートを備えたSUVだ。

【写真】テルライドとトヨタ、フォード (82枚)

このクラスには、トヨタ・ハイランダー(クルーガー)やホンダ・パイロット、フォード・エクスプローラーといった、北米で製造されるファミリー・トランスポーターの定番モデルが複数存在している。成長しているカテゴリーではあるものの、競争も激しい。

キアにはこれまでも7シーターのSUVが存在してきた。ソレントと呼ばれるモデルだが、このカテゴリーでは小ぶりなモデルだった。今回登場したテルライドは、ソレントより全長が200mm長く、全幅が100mm広く、全高は65mm高い。

ボンネットの中には3.8L V型6気筒の自然吸気ガソリンエンジンが収まる。ダイレクト・インジェクションとアトキンソン・サイクルを採用し、車重2tのSUVの燃費性能を支える。

最高出力は295psと高く、より大きい排気量を持つV6エンジンと同等のパワフルさを備えている。今回試乗したのはカナダだったが、この地では4輪駆動が標準となる。北米では後輪駆動が標準だ。

キア・テルライドは2020年中に北米市場での販売が始まる。プラットフォームを共有する、ヒュンダイ・パリセードも夏には追加される予定。

どちらも英国や日本での販売は予定されていないが、日本ブランドのライバルと競合するモデル。興味の湧く読者もいると思う。

存在感のあるボディと上品なインテリア

ボディデザインはオリジナリティがあり、他のモデルと見間違えることはないだろう。角の張ったスタイリングによってサイズが強調され、存在感も強い。ちなみにテルライドの車名は、コロラド州にあるスキーリゾートの地名からきている。

走行中の個性を主張するデイライトは、特徴的な台形でオレンジ色。その他のディティールも好印象だ。

張りのあるボディデザインは、今回試乗した中級トリムグレードとなるSXの上品なインテリアにも良く調和している。ウッドパネルとサテン仕上げの金属パーツがダッシュボードやドアパネルに配され、どの箇所の組み立て品質も高い。

フロントシートは快適で、調整幅も充分。ダッシュボードの中央を飾る10.25インチのタッチモニターは標準装備となる。ナビゲーションの他アップル・カープレイとアンドロイド・オートにも対応する。

前列と中列なら、どの位置に座ってもスペースが狭いと感じることはないだろう。2列目のシートをベンチシートにするか、独立したキャプテンシートにするかで、定員は8名か7名かを選べる。

流石に3列目は長距離移動だけでなく、短距離でも子供向けとなりそうだ。3列目シートを折りたためば、巨大で平らな床面の荷室が出現する。一般的な家族なら、荷物が詰めなくて困ることはないと思う。3列目シートを起こした状態でも荷室容量は601Lあり、クラス最大だとキアは主張する。

走り出すと、3.8LのV6エンジンと、滑らかに変速する8速ATの相性が良いことがわかる。深くアクセルペダルを踏み込まない限り、エンジンは静かに回転する。北米での大型SUVは、自然吸気エンジンと一般的なATの組合せが一般的。テルライドもそれに準じたカタチだ。

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最終更新:1/18(土) 18:50
AUTOCAR JAPAN

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