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【劇中車】テレビや映画で見る、パトカーなどの特殊車両 あれって本物? 誰が所有しているのか

1/18(土) 8:50配信

AUTOCAR JAPAN

石原裕次郎だって乗っていた「劇中車」

text:Kouichi Kobuna(小鮒康一)

ドラマや映画といった映像作品において、かなりの割合で登場する自動車。

【写真】最近多い、パトカーになりがちなモデル4選 (28枚)

なかでも刑事ドラマなどで登場するパトカーは作品とは切ってもきれない名脇役と言えるかもしれない。

一昔前の刑事ドラマでは、クルマが主役といっても過言ではないほど人気となったものもあり、代表的なものが1979年に放送がスタートした「西部警察」シリーズや、86年にスタートした「あぶない刑事」シリーズなどが知られるところだろう。

この2つの番組はメインスポンサーに日産自動車が入り、メインで登場する車種は日産車ばかり。

石原裕次郎演じる小暮課長が乗るガゼールのオープンや、大門軍団のマシンRSシリーズ、あぶない刑事のF31レパードなどは、今でも影響を受けたユーザーが多数いるほどの影響力を誇っていた。

これらの車両は前述したようにスポンサーである日産自動車が用意したものがほとんどであり、西部警察の特殊車両などは、当時の日産プリンス自動車販売特販推進室(現在のオーテックジャパンの前身)が制作したものであることはよく知られている。

しかし、最近のドラマではそこまで現実離れした車両が登場するものは影を潜め、どちらかというと裏方に徹しながらもリアルな車両が多く登場するようになってきている。

果たしてこれらの車両は本物なのだろうか?

「劇用車」と呼ばれる精巧なレプリカ

結果から言ってしまえば、これらの車両は警察車両を模したレプリカ車両となる。

実はこういった撮影用に車両を手配する業者が存在し、劇用車などと呼ばれているものになるのである。

本物の警察車両は退役した後、払い下げなどは行われず(海外では払い下げをしている地域もあるが)、全車解体処分がなされるため、劇用車はゼロから作り上げたものというわけだ。

ちなみにベースとなるのは中古車が多く、パトカーと同じくセダン系が好まれる元タクシー車両が選ばれることが多い。

これは過走行で価格が安い割には、比較的メンテナンスが行き届いているものが多いというのが主な理由である。

なお、劇用車を撮影現場まで移動させる手段については、積載車に積んで持っていく……と思われる方も多いと思うが、実は自走で向かうことが一般的なのだ。

といっても、明らかにパトカーの見た目で公道を走行するわけにはいかないので、赤色灯にはカバーを施し、車両には「劇用車回送中」というような札を掲げて走行する。

ちなみにナンバープレートは撮影時に劇用プレートと言われるダミーのものを装着すると思われがちだが、公道走行時は装着ができない(撮影用に道路使用許可を受けている場合を除く)。

そのため、本来のナンバーのままか、映画などではCGで処理することもあるとのことだ。

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最終更新:1/18(土) 8:50
AUTOCAR JAPAN

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