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タクシー配車、アプリから 北陸の業界、導入広がる 若者、外国人取り込み

1/18(土) 1:27配信

北國新聞社

 スマートフォンなどのアプリから配車を受け付けるサービスが、北陸のタクシー業界でも広がっている。スマホの位置情報で利用者と運転手の現在地が一目で分かり、電話での説明なしにスムーズな配車を可能にしている。タクシー会社にとっては業務の負担軽減が期待でき、利用が少なかった若い世代やインバウンド(訪日外国人旅行者)の取り込みにもつなげたい考えだ。

 配車アプリは、スマホの地図上で現在地と行き先を指定すると、情報が近くの運転手に送られてタクシーを呼ぶことができる。配車にかかる時間や料金の目安が表示され、インターネット決済も可能だ。

 石川、富山両県では、日本交通グループのIT関連会社JapanTaxi(ジャパンタクシー、東京)のアプリを使う企業が多い。大和タクシー(金沢市)は約2年前から利用を始め、現在は一日当たり20~30件の予約がアプリで入るという。

 担当者は「電話で予約を受けているオペレーターの負担を減らせる」と話す。業界ではドライバーの高齢化や人手不足が課題となっており、アプリの活用は限られた車両を効率的に配車する助けにもなるという。

 「増加するインバウンドの利用促進につなげたい」と期待するのは、第一交通産業グループの担当者だ。同グループの金沢第一交通(金沢市)と加賀第一交通(加賀市)は2月から、ソフトバンクと中国企業の合弁会社「DiDiモビリティジャパン」(東京)の配車アプリ「DiDi(ディディ)」を活用する。

 ディディは中国や日本で5億人超が利用している。第一交通産業グループによると、既に導入している大阪では配車予約の1割程度がアプリからになっており、若い世代や外国人のタクシー利用が増えている。

 富山市内では2月上旬から、スマホの配車アプリを使って、目的地までのタクシー運賃を乗車前に確定できるサービスが始まる。国土交通省が昨年10月に事前確定運賃の認可を行い、北陸信越運輸局管内では富山、新潟、長野各県の5地域でサービスの提供が認められた。

 富山交通(富山市)の担当者は「配車アプリを使って乗車前に運賃やルートが決まれば、土地勘のない県外客が安心してタクシーを使える」と話す。同社グループの電気交通、富タク大沢野交通、八尾交通(いずれも富山市)もサービスを実施する予定で、ドライバーの研修を進めるという。

北國新聞社

最終更新:1/18(土) 1:27
北國新聞社

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