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映画『トップガン』敵はどこの軍だったのか?劇中情報と当時の世界情勢を考察した結果

1/19(日) 15:04配信

乗りものニュース

映画『トップガン』公開は冷戦さなかの1986年

 2020年は、世界中の戦闘機ファンにとって忘れられない年となるかもしれません。多くの人たちが戦闘機の魅力にとりつかれた、そのきっかけのひとつであったであろう、伝説的な飛行機映画『トップガン』の続編にあたる『トップガン マーヴェリック』の公開が予定されているからです。何度か公開された予告編も、そのできの良さを期待できる内容となっています。

【写真】米海軍で実際に敵役を務める「いかにも東側」なF-5戦闘機

 映画『トップガン』は1986(昭和61)年に公開され、当時アメリカ海軍の主力戦闘機であったF-14「トムキャット」と、操縦士マーヴェリックの活躍を描きました。そのクライマックスでは敵戦闘機とのドッグファイトが行われましたが、この敵はいったい、どこの国のなんという戦闘機だったのでしょうか。

 敵戦闘機は映画のなかで「MiG-28」または「ミグ」と呼称されており、これはアメリカ海軍のF-5E/F「タイガーII」が演じた「架空のソ連製戦闘機」でした。映像描写からは、赤外線誘導型空対空ミサイル、エグゾセ対艦ミサイルが装備可能であり、ガトリングガンを2門搭載、単座/複座機があり、マイナス4Gに及ぶ比類なき「機首下げ機動」が可能である、などの性能を有していると推測できます。

 ではこのMiG-28は、いったいどこの国の所属だったのでしょう。映画では「相手」「敵」などの表現にとどまり名指しはされておらず、尾翼の国籍表示も架空のものでした。ただ、ストーリーの状況からほぼ特定が可能です。そしてそれは、ほぼ間違いなくインド空軍です。

映画『トップガン』の敵 なぜインドと断定できるのか?

 なぜインドと断定できるのでしょうか。

 まず、クライマックスとなる最後のミッション前ブリーフィング(会議)では、マーヴェリックらが所属する空母「エンタープライズ」の座標がホワイトボードに、「北緯20度43分、東経64度24分」と記されています。これはインド洋上であり、東のインド、北のパキスタン、西のアラビア半島からほぼ等距離の位置です。

 そして、マーヴェリックが最後に空母から発艦した時点における、敵MiG-28の位置は、セリフ中で真東へ距離180海里(340km)であると報告されています。さらにその少し前のシーンにおいて、真東から敵機が接近中であるとされ、MiG-28がインド沖合からアメリカ海軍の空母へ向けて飛行し、その途上においてアメリカ海軍のF-14とドッグファイトに入ったことが分かります。

 以上のように、映画の劇中描写から判断するに、インド空軍以外は地理的にほぼ考えられない状況となっています。ただ、パキスタン空軍である可能性もゼロとは言えません。

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最終更新:1/20(月) 9:51
乗りものニュース

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