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矢沢永吉『恋の列車はリバプール発』――品川区発のバカテク早熟プレーヤーたち 品川区【ベストヒット23区】

1/19(日) 21:31配信

アーバン ライフ メトロ

日本のロック史を彩るプレーヤーを多く輩出

 前回の葛飾区から、京成線 → 都営浅草線 → 京急線とスイスイ直通で移動して、青物横丁駅あたりで下車。今回は「ベストヒット品川区」。

【今見ても超イケメン】品川区出身。約45年前の「Char」の雄姿を見る

 品川区と言えば品川駅――のはずですが、すでにお知らせしたとおり、品川駅は実は港区。京急で言えば、北品川からが真の品川区となります。その代わりと言ってはなんですが、目黒駅が品川区。

 品川区と言っても、イメージが希薄で、特に音楽のイメージは一見、あまり感じません。ただ調べてみると、日本のロック史を彩る名プレーヤーが多く生まれた街だったのです。

高校時代から大活躍のChar

 今回は、品川区出身の名プレーヤーを3人、ご紹介したいと思います。共通点はふたつ。「早熟」と「バカテク」(「バカほどうまい」の意味。念のため)。

 まずはChar。品川区戸越出身。1955(昭和30)年生まれで今年65歳。開業医のご子息。スタジオミュージシャンとしてのデビューは何と15歳。都立大崎高校(品川区豊町)在籍時代から、ギタリストとしてケタ外れのギャラを稼いでいたといいます。レコードデビューも早く、18歳。「バッド・シーン」というバンドのメンバーとして。

 その後、伝説のバンド「スモーキー・メディスン」を経て、ソロデビュー。70年代後半には、バカテクのギターと甘いルックスで大人気となり、世良公則&ツイスト、原田真二とともに「ロック御三家」というミもフタもないネーミングで語られることになりました。

英国のロックキッズをとりこにした後藤次利

 次に後藤次利。品川区五反田出身。1952(昭和27)年生まれですから今年63歳。ベーシストとしてのデビューは19歳ですから、こちらも早い。

 初めはギターを弾いていたのですが、フォークデュオ「ブレッド&バター」が岸部シロー(あまり語られませんが、高音が魅力の、とても優秀なボーカリストだったのです)と全国ツアーのバックを担当することになり、ベースがいないということで、急きょ、ベーシストに任命されました。

 後藤次利はその後、加藤和彦率いるサディスティック・ミカ・バンドで名をはせ、イギリス公演では、そのスラップ(チョッパー)奏法で現地のロックキッズのドギモを抜きます。「後藤のベースに対しては口からアワを吹き、絶賛の声を投げかける聴衆の姿が見られた」と現地紙(サウンズ紙 1975年10月18日)に書かれたほどで、何だかすごい。

 80年には、沢田研二『TOKIO』で編曲家としても脚光を浴び、その後、おニャン子クラブやとんねるず、工藤静香の楽曲で「ギョーカイ」っぽい成功を収めたのはご存じの通り。

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最終更新:1/19(日) 21:31
アーバン ライフ メトロ

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