ここから本文です

実は危険な除雪作業…“事前の準備”が重要「命を守る雪下ろし安全10ヵ条」とは?

1/19(日) 19:21配信

TOKYO FM+

秋元才加とJOYがパーソナリティを務め、生活に身近な情報や政府の取り組みをわかりやすく伝えるTOKYO FMの番組「秋元才加とJOYのWeekly Japan!!」。1月18日(土)の放送では、国土交通省 国土政策局 地方振興課長の菊池雅彦さんに、「命を守る雪下ろし安全10ヵ条」をテーマに話を伺いました。

47都道府県中、豪雪地帯に指定されているのは24道府県。温暖なイメージのある静岡県や広島県などの一部地域にも豪雪地帯はあり、面積にすると国土のおよそ51%が豪雪地帯となるそうです。

そんな背景もあり、除雪作業中など雪による事故は毎年多く発生していて、雪が多い年は1,000件以上もの事故が発生することも。

菊池さんは、「全国的に雪が多かった2017年度は、100人以上の方が亡くなっています。普段はあまり雪が降らない地域に、突然大雪が降り、事故が発生するケースも見られます。また、除雪作業中に亡くなられた方のおよそ8割は、65歳以上の高齢者なんです」と現状を説明。

そして、「除雪作業は重労働なので、特にご高齢の方にとっては負担が大きくなります。なかでも屋根の雪下ろしは、高い場所での作業となり、非常に危険ですので、ご高齢の方だけでなく、若い方もしっかりと安全対策をおこなう必要がある」と注意を促します。

国土交通省が啓蒙している「雪下ろし安全10箇条」は、以下の通りです。

◆雪下ろし安全10箇条

【1】 必ず2人以上で
【2】足場の確認
【3】まわりに雪を残して
【4】 無理はしない
【5】落雷注意
【6】 安全な装備
【7】 はしごの固定
【8】 こまめに手入れ
【9】エンジンを切ってから
【10】携帯電話を忘れずに

具体的に、まず最も重要なことは「事前の準備」と菊池さん。雪下ろし中に発生する事故の多くが、安全帯や命綱を装備していないそうで「雪下ろしをする際には必ずヘルメットや、命綱、命綱を体に固定するための安全帯、滑りにくい長靴など安全な装備を着用してください」と注意喚起します。

そして、次に重要なこととして挙げたのは「屋根に登るハシゴはしっかり固定すること」。固定しないままで登ると、ハシゴが転倒する恐れがありとても危険であること、ハシゴの上での作業はバランスを崩して転落の危険があると菊池さんは補足します。

転落したり雪に押しつぶされたりした場合、発見が遅れると重大な事故につながる恐れがあるため「作業は必ず2人以上でおこなうこと」。そのほか、屋根に上ったら、滑り落ちないように「足場の確認」、万が一、屋根から転落した場合のクッションとして「屋根の下には雪を残しておくこと」など、ポイントを説明してくれました。

また、雪下ろしをする際に使用する道具や機材についてのアドバイスも。「スコップ、スノーダンプなどは雪がつきにくくなるスプレーを塗り、使いやすくしておきましょう」と菊池さん。除雪機による巻き込まれ事故は、40~50代の比較的若い世代で多く発生しているだけに「除雪機に雪が詰まってしまったときは、必ずエンジンを止めてから、棒などで詰まりを取ること」と話します。

万が一、緊急事態が発生したときにすぐに連絡できるように「携帯電話を持っておくことも重要」と話し、「除雪作業は重労働なので、こまめに休憩を取り、体調が悪いときにはおこなわないように」と呼びかけます。

除雪作業は重労働で、特に高齢者にとっては負担が大きいもの。菊池さんによると、自治体の支援制度や地域コミュニティによる除雪活動の支援がある場合、除雪作業が困難な高齢者などのお宅はこれらを活用することができるそうです。そのほか、各地の自治体やNPO法人などでは除雪ボランティアを募集しているとのことでした。

JOYが「雪下ろし作業が毎年当たり前の人もいるけど、自然が相手だと何が起こるかわからないだけに、命を守るためにも自分の経験や体力を過信せず、しっかりと事前準備を」と話すと、秋元も「慣れている人こそ『雪下ろし安全10箇条』をもう一度見直してほしい」と同意していました。

(TOKYO FMの番組「秋元才加とJOYのWeekly Japan!!」1月18日(土)放送より)

最終更新:1/19(日) 19:21
TOKYO FM+

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事

Yahoo! JAPAN 特設ページ