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福岡堅樹「やるからにはメダルを」7人制で目指す東京五輪への思い

1/19(日) 10:39配信

西日本スポーツ

   ◆ラグビー・トップリーグ第2節   パナソニック40-20トヨタ自動車(18日・豊田スタジアム)

【写真】スコットランド戦の後半、独走する福岡(右から2人目)

 昨秋のワールドカップ(W杯)日本大会で日本代表の史上初の8強入りに貢献し、今夏は7人制で東京五輪の出場を目指す福岡高出身のWTB福岡堅樹(27)=パナソニック=が、試合後に会見を開き、今季の15人制に一区切りつけることを明かした。冒頭にパナソニックのロビー・ディーンズ監督からの説明があった。

 ロビー・ディーンズ監督は「一人のコーチとして、福岡堅樹という選手を指導できたことを誇りに思う。これまでニュージーランドのジョナ・ロムー、ダグ・ハウレット、ジョー・ロコソゴなどのウイングをコーチしてきたが、いま名前を挙げた3人と福岡が違うのは、フィールドの上で彼は何でもできる選手ということ。キックレシーブ、ディフェンス、ブレークダウン。彼が五輪に出られることは喜ばしい。福岡選手がピッチにいれば、そのチームは何でも達成できる。福岡選手の活躍を応援している」と世界的な名WTBと比較した上でエールを送った。

 以下は福岡の一問一答。

 「世界的な監督に評価していただいて光栄。期待して送り出してもらうからには、自分にできる最高の結果を出せるように、目の前の一つ一つのことに集中して、残された時間を最高のものにしたい」

-トップリーグ最多記録を更新する約3万7000人のファンが来場した。

 「開幕戦でも多くの人が来てくれた。いまラグビーの勢いは“きている”と思っている。自分を少しでもトップリーグで見てもらえるようにして、ラグビー人気を冷めさせず、もう一度、さらに続けていくために、自分にできることをやろうと思って、トップリーグに少しだけでも挑戦させてもらったのでうれしかった」

-2016年のリオデジャネイロ五輪でも7人制を経験した。東京五輪とはどんな違いがあるか。

 「ホームアドバンテージはすごくある。まだ東京は経験していないが(15人制での2015年の)イングランドW杯と(昨年の)日本のW杯を比べると、移動が有利、不利もあるし、日程的なアドバンテージもある。全員が素晴らしいコンディションで戦えた。そのアドバンテージは大きい」

-W杯からのラグビー熱を7人制に、という思いは?

 「ラグビーが注目してもらっているのは、日本代表の15人制のラグビーがあったから。7人制の知名度はまだまだ。ここで五輪競技として7人制がスポットを浴びてほしい。日本のラグビー界の中で7人制が注目されるために、今回の自分の挑戦で少しでも広まってくれれば」

-満員のファンの中でプレーして感じた思いは?

 「スタジアムの上まで見渡しても、たくさんの人が見えた。トップリーグでこれができるのは幸せなことだとあらためて感じた。だからこそ、自分が一つ一つのプレーで最高のパフォーマンスをしたいと思ってプレーした。自分の中では、足りない部分もあったが、反省の気持ちを7人制で生かしたい」

-トライを取ったときの気持ちは

 「ほっとした、というのが大きい。自分のパフォーマンスに納得がいかない部分があり、試合でも苦しい展開になった中で、ああいう形でトライを取って流れをつくることができたのは、チームにとっても大きい。うれしい気持ちとほっとした気持ちが表情に出たかもしれない」

-7人制を終わった後は

 「15人制の日本代表に戻ることは、まずないことは、はっきりしている。トップリーグに関しては、2020年~21年シーズンあたりまでは、可能性はあるというか、プレーできたらいいな、という思いはある。ただ、その次に関しては優先順位を勉強にシフトするということにしようと思っている」

-15人制と7人制で求められる違いについて

 「15人制はウイングでもフィジカルの部分が大事になる。ブレイクダウンの仕事、バックローやフランカーの選手に対してボールをキープしたり、ジャッカルするスキルも必要。空中戦も多いので、当たり負けしない体も必要。それが7人制になると、よりスピード、走る方に特化することが必要。キックを競り合うシチュエーションはなかなかない。より広いスペースを与えられた中で勝負していく、その中で何度も何度もトップスピードを出せる体、より走れる体にシフトしていかないと」

-パナソニックのチームメートにはどんな話を。

 「いったん離れることになるが、それぞれ自分たちの活躍する場所がある。自分は五輪で頑張ってくるし、チームが勢いに乗っていたらうれしい。優勝できるように、お互いに頑張りましょうと話した」

-東京五輪でのメダルへの思いは

 「リオを経験したが、日本において五輪でメダルを取るかどうかで扱いが違った。4位でも快挙だったが、周囲の活躍に埋もれて苦しい思いをした。やるからにはメダルを目指したい。そのための努力をしたい」

西日本スポーツ

最終更新:1/19(日) 10:39
西日本スポーツ

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