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元世界王者・田口氏がトークバトル 「スパーでダウンさせられ泣いた」尚弥との秘話を披露

1/19(日) 15:33配信

スポーツ報知

 昨年秋に現役を引退したプロボクシング元WBAスーパー&IBF世界ライトフライ級統一王者・田口良一氏(33)が19日、都内でのトークショーに参加。元WBC世界同級王者・木村悠氏(36)とトークバトルを展開した。

 木村氏が主宰する、選手とファンの交流を目的としたコミュニティー「オンラインジム」のイベントで、日本を代表する軽量級の元王者のトークに、集まった81人の会員やファンは熱心に耳を傾けた。両者は2011年10月に対戦、その時は田口氏が6回TKO勝ちしているだけに、木村氏は「現役時代は痛い思いをさせられた。今日はトークバトルでリベンジしたい」と気合十分で、田口氏に次々と鋭い質問を投げかけた。

 デビューした頃について聞かれた田口氏が「2006年2月にプロテストに合格して、4月にデビューしたんですが、その頃、3週間くらい前から眠れず、心臓もバクバクして、寝ても勝ったり負けたりする夢をみて…。試合、どうにかなくならないかなとか思っていました」と明かすと場内は大爆笑。これには木村氏が「勝ったり負けたりの世界なので、消極的になったりもしますね」とバトルどころかフォローに回った。

 田口氏は日本ライトフライ級王者だった13年8月に、現WBAスーパー&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)と対戦。判定で敗れて初防衛を阻まれているが、それが大きな“自信”に。どんな強敵相手でも「井上君より強くはないだろう」と考えられるようになったという。そもそも、その対戦以前に、スパーリングパートナーとして呼ばれて、4ラウンドで2度ダウンを奪われ、その後、陰で泣いたというエピソードも披露した。そう話した田口氏だが、WBA王座は7度防衛、IBFとの統一王者にもなり、WBAはスーパー王者に認定されるなど、日本を代表するボクサーとなった。「最初はプレッシャーを感じながらやっていたが、次第にお世話になった人に感謝する気持ちの方が大きくなって…。感謝の気持ちを持ち続けると、巡り巡って自分に返ってきます」

 現役最後の試合となったWBO世界フライ級王者・田中恒成(畑中)との試合について聞かれると、「パンチ力ということでは田中君ですね」とキッパリ。「田中君の右のパンチを左手でガードするんですが、パンチを受けるたびに左手首が顔に当たり、そのせいで顔が赤くなりました」と証言した。

 現在は週4~6回、フィジカルトレーナーの仕事をしながら、将来は自身のジム経営の夢も描く。その先には大好きな麺類の店(「日本そばかうどん、ですかね」)をオープンしたいという。「子供の頃、いじめに遭った。自分に自信がなかった。いじめられていた自分を変えたかった。ボクシングと出会って、ボクシングのおかげでここまでこられた。ボクシングにはずっとたずさわっていきたい」と田口氏。これには木村氏も笑顔でうなずいた。約2時間近いトークバトルはさしずめ“ドロー”。最後はじゃんけん大会やツーショット撮影会などが行われ、大盛況の一日となった。

報知新聞社

最終更新:1/19(日) 15:33
スポーツ報知

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