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オーストラリアの火災、煙が国土の70%を覆う…宇宙ステーションからの最新の写真

1/20(月) 12:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

国際宇宙ステーション(ISS)に搭乗中の、NASAのクリスティーナ・コック宇宙飛行士がISSから撮影した写真を見ると、オーストラリア森林火災の甚大さがわかる。

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火災による煙は、オーストラリアの国土の70%近くを覆っている。

NASAのモデルによると、この煙を含んだ空気は風に乗って地球全体に広がるとみられる。

気候変動は、このような深刻な火災につながる条件をもたらしている。

NASAのクリスティーナ・コック(Christina Koch)宇宙飛行士は1月14日、短いが力強いメッセージを送った。

「オーストラリア。我々の心と思いは、あなた方とともにある」

国際宇宙ステーション(ISS)に滞在中のコックは、オーストラリア火災の煙が見える写真を投稿した。上空400kmにいる、彼女の位置から見えるものだ。

760万平方kmのオーストラリアの国土の約70%が、灰色や茶色の煙に覆われている。NASAによると、1月8日までに煙は地球を半周し、南アメリカにもやのかかった空をもたらして、日の出と日の入りを煙ったものにしている。

NASAは、煙が地球を一周してオーストラリアまで戻ってくるとみている。

1月第2週の時点で、オーストラリアの歴史で最悪の状況となったこの森林火災は、10万平方kmの土地を焼き、27人の命を奪い、2000軒の住宅を焼失させた。動物は10億匹が死亡したとみられる。

宇宙から見た火災の煙

人工衛星は数週間にわたり、オーストラリアの森林火災が広がる様子を追ってきた。カメラは、人間の目には見えない、赤外線による火災発生地点(ホットスポット)も示している。データは火災の中心を明らかにできるため、この情報は消火活動をしている現地の消防士らに送られている。

ここ数週間で、衛星によって茶色の煙が広がったことが確認された。煙で覆われた面積はアルゼンチンの2倍近く、カナダの半分強になる。

煙に含まれる粒子は、人の目や呼吸器を刺激し、慢性的な心臓病や肺疾患を悪化させる可能性がある。AP通信によると、アメリカではタバコの煙によって毎年推定2万人が早く死亡している。

オーストラリアの火災は9月に始まったが、記録的に乾燥した月だった12月に激しくなった。オーストラリア気象局によると、2019年は史上最も暑い年だった。

1月に入って、多くの地域で雨が降って気温もわずかに低下し、これにより火災は多少弱まったが、大部分はまだ燃え続けている。

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最終更新:1/20(月) 12:10
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