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「食べてほシール」で食品ロス削減に効果

1/20(月) 10:59配信

長崎新聞

 食べられる状態で廃棄される「食品ロス」を減らそうと、長崎県立壱岐高の生徒らが、賞味期限の迫った食料品の購入を促すシール「食べてほシール」を考案した。17日まで約2週間、壱岐市内のスーパーで試験的に使用すると、シールを貼った商品が1日に150~200点ほど売れ、大きな効果があった。

 シールを考案したのは、壱岐高1、2年生の5人と大学生3人のチーム。
 壱岐市が設立した一般社団法人「壱岐みらい創りサイト」は昨年8月、大学生と市内の高校生がチームを組んで事業所を訪問し、課題解決を図る「イノベーションサマープログラム2019」を実施。このうち1チームが、郷ノ浦町の「スーパーバリューイチヤマ」を訪ねた。
 チームは食品ロスの問題を知り、総菜の宅配サービスや売れ残った商品の無料配布など幾つかの案を店側に提案。店側は、賞味期限が近い商品の購入を促すシールの案を採用した。同店店長の寺田久さん(43)は「シールは取り組みやすく、店の負担も少なかった」と話す。
 チームはその後、同店に足を運んで打ち合わせを重ね、シールを貼った商品を購入すると同スーパーのポイントを付与することなどを決めた。シールのデザインは壱岐高の美術部に依頼して作成してもらった。
 シールは5日から17日まで試験的に使用。店内ではポスターや放送でPRし、スタッフが客に説明した。生徒たちも会員制交流サイト(SNS)を使ってシールの情報を発信した。
 寺田さんは「これまでは値引きのタイミングをぎりぎりまで延ばしていたが、シールのおかげで値引きの見切りを早くすることができ、食品ロス削減につながった。お客さまも高校生が取り組んでいるならば、と協力していただいた」と効果を実感。今後も改良を重ねてシールの使用を続ける予定だ。
 チームの一員で2年生の小濱李里花さん(17)は「食品ロスという大きな問題に貢献することができて良かった。賞味期限が迫った商品を買うだけでも食品ロス対策になるなら、これからも積極的に続けたい」と話した。

最終更新:1/20(月) 11:56
長崎新聞

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