ここから本文です

ギブソンがNAMMで最新のコレクションやアーティスト・モデルを多数発表

1/20(月) 12:25配信

BARKS

ギブソンが、米カリフォルニア州アナハイムで開催の世界最大級の見本市NAMM SHOWで、最新のコレクションやアーティスト・コラボレーションを発表。エレクトリック・ギター、アコースティック・ギターともに多くの新製品が登場した。

まずはエレクトリック・ギターのラインナップから。「オリジナル・コレクション」は、ギブソンの黄金期のクラシックなデザイン、イノベーション(革新性)、オーセンティシティー(真正性)に改めて立ち戻りフォーカスした製品群。代表的なLes Paul Standard 50’sそしてLes Paul 60’sが含まれる。

ギブソンのCMO(Chief Merchant Officer)のセザール・グイキアンはこうコメントしている。「およそ1年前、ギブソンの50年代、60年代のアイコニックな黄金期のギターを、ギブソン・ファンの皆様に届けるために、クラッシックなデザインの『オリジナル・コレクション』として発表しました。」

モダン・コレクションに関してこう説明する。「モダン・コレクションは、1984年にギブソン創業者のオービル・ギブソンから始まり、50年代、60年代にテッド・マッカティが発展させたイノベーション(革新性)の精神を受け継ぎ、それをさらに次世代に反映させる製品群です。このコレクションには、軽量なボディ、バーストバッカ―とP90のサウンドを切り替えることができるプッシュ・プル・システム、非対称のスリム・テーパーネック、ハイフレットにも容易にアクセスできるヒールカットなど、ギタリストが実践で役に立つ現代的な機能が搭載されています。」


さらに既報のとおりギブソンの歴史上初となるスラッシュ・コレクションが発表。スラッシュ・コレクションに含まれる4種類のLes Paul Standardと2種類のJ-45 Standardは、これまで世界中のさまざまな世代のプレイヤーをインスパイアし、影響を与えてきたギブソン・ギター。スラッシュのこれまでの輝かしい音楽キャリアでも使用され、昨今のライブ・ステージでも活躍している。

また、「オリジナル・コレクション」に70年代スタイルのFlying VとExplorerを新たにラインナップに追加。このアイコニックな’70s Flying Vは、バインディングされたローズウッド指板、スリム・テーパーネック、アンカバードの’70s Tribute Burst Buckerピックアップ、ハンドワイアーされたオレンジ・ドロップ・キャパシタ、ヘッドストックの色と調和させたクラシック・ホワイトのボディ・フィニッシュ、シルバー・ノブ、クロムのハードウェアなどがアップデートされた。

‘70s Explorerは、同じく’70s Tribute Burst Buckerピックアップ、ハンド・ワイアーされたオレンジ・ドロップ・キャパシタ、クラッシック・ホワイトのフィニッシュ、バインディングされたローズ・ウッド指板、ブラック・スピード・ノブ、そしてクロムのハードウェアなどを採用。これまで何世代にもわたって数々の名曲を生み出してきたアイコニックなギターそのものという仕上がり。

「モダン・コレクション」にも、新たにハムバッカータイプとP90タイプの2種類のピックアップをそれぞれ搭載したLes Paul Special Tributeがラインアップに加わる。

このほかセミアコの代表的なESシリーズは、2020年に(ナッシュビルの)ギブソンUSAとカスタム・ショップと同じ製造工程を採用し、ナッシュビル製となってアップデートされる。

ギブソン・カスタム・ショップについて、ギブソンのCMO(Chief Merchant Officer)のセザール・グイキアンはこう説明する。「ギブソン・カスタム・ショップはクラフトマンシップ、クオリティ、サウンドのいずれにおいても最高峰の製品群になります。カスタム・ショップのギターには、これまでギブソンに息づいているディテイルへのこだわり、オーセンティシティ(真正性)、正確性が受け継がれています。」さらに、こう付け加える。「先日、ギブソンのマスター・ルシアーであるトム・マーフィーの名前を冠した“マーフィー・ラボ”をカスタムショップに新設しました。このプログラムでは、ギブソン・カスタム・ショップのヒストリックなギター体験を、より多くの熱心なギターファンにお届けできるような新たな方法を探求していきます。」 今後トムは彼の専門性、オーセンティックなスタイル、ヒストリックなギター製作への情熱を総動員し、カスタム・ショップで「マーフィー・ラボ」を確立し、彼の技術が将来に受け継がれていくことを目指すとしている。

さらに2020年に誕生から60周年を迎える「1960 Les Paul Standard」を、3種類の「60th  Anniversary 1960 Les Paul Standard」として、新たにカスタム・ショップのラインアップに追加。製造年の1960年を3つの期間に分け、初期バージョン1(V1)は1959年製のレスポールと同じスペックを採用、次の中期バージョン2(V2)は、より細めのネック、ノブの変更、カラーをより明るいものを採用、後期バージョン3(V3)は、それよりもさらに細いネックを採用したものになる。3バージョンを揃えることで、世代やプレイ・スタイルを超えたさまざまなプレイヤーを魅了するラインナップとなっている。

加えてギブソン・カスタム・ショップは、新たにオリジナルのヴィンテージギターのパーツや形状、大きさを正確にスキャンし再現したヒストリック・リイシューのESコレクションも発表していく。

そして、カスタム・ショップは最新のヒストリック・リイシューの中から、カスタム・カラーを採用したモデルも披露。それらには、1963 & 1964 Firebird V、1964 SG Standard、 1965 Non-Reverse Firebird V、 1967 Mahogany Flying V(以上全てMaestro Vibrola付き)、1963 SG Special with Lightning Bar、Modern Les Paul Special Double Cutが含まれる。

また、2020年の新たなアーティストモデルとして、「Trini Lopez Standard」や「Tony Iommi “Monkey” SG」がリリース予定。「Tony Iommi “Monkey” SG」は、トニー・アイオミのヘビーにモディファイされた1964年製SG Specialのレプリカ。ブラック・サバスのオリジナル・メンバーでの演奏で多く使用され、1970年代のアルバムやツアーのすべてで聴くことができるモデルがベースとなっており、50本が生産される(右利き用、左利き用各25本)。

トニー・アイオミは発表に関してこうコメントしている。「先日、(ギターに)熱心で情熱的なギブソンCMOのセザールとCEOのJCにナッシュビルに招待されたんだ。現地のファクトリーを訪問した際に、そこで働くワーカーの皆さんともお会いすることもできました。そこでは皆さんが情熱をもってギター製作に打ち込んでいる姿を見ることができました。今やギブソン・ギターは以前より数億倍良くなっているよ。以前のギブソンには見られなかったことだが、新たなチームが一丸となって取り組む姿を見ていると、彼らの成長はもう止められないね。それは我々ギタリストにとって非常に歓迎すべきこと。」

さらにギブソン・カスタム・ショップは、米国ロック・グループToolのギタリストで彫刻家、スペシャル・エフェクト・デザイナー、ビデオグラファー、プロデューサーと多彩な才能を持ったアーティスト、アダム・ジョーンズ所有のオリジナル1979 Les Paul Custom Silverburstのプロジェクトにも取り組んでいる。このギターは今もテスラのワールドツアーや最新アルバム「Fear Inoculum」でも活躍している。プロジェクトの詳細は2020年後半でアナウンスされる。

■Gibson Acoustics、Acoustic Custom Shop

2020年は、エレクトリック・ギターのラインナップのリニューアルに続き、アコースティック・ギターのラインナップもリニューアル予定。レギュラーラインのアコースティックのカテゴリーを「オリジナル」と「モダン」の2つのコクレクションに分け、さらに「アコースティック・カスタム・ショップ」を新設。その中に「ヒストリック」と「モダン」の2ラインで展開する。

米モンタナ州ボーズマンに親切されたギブソン・アコースティック・カスタム・ショップについて、ギブソンのCMOセザール・グイキアンはこう説明している。「この度新設される『アコースティック・カスタム・ショップ』では、これまでのギブソンのアイコニックなアコースティック・ギターを改めて見直し『ヒストリック・コレクション』として、さらに高いレベルのヒストリックなギターを製作してきます。そして、未来を見据えた『モダン・コレクション』には、(よりギタリストの実践に役に立つ)モダンな機能を付します。」

アコースティック・カスタムショップの「ヒストリック・コレクション」には、1942 Banner J-45、1942 Banner Southern Jumbo、1934 Jumbo、1936 Advanced Jumbo、1939 J-55、1952 J-185、1957 SJ 200、1960 Hummingbird、Pre-war SJ 200 Rosewoodなどが含まれる。

アコースティック・カスタムショップの「モダン・コレクション」は、クラシックなデザインとモダンなフィーチャーを融合。モダンなフィーチャーとしては、快適な弾き心地やモダンなサウンドを追求したボディ構造、弾きやすいスリムテーパー・ネック、より滑らかなフラットな指板Rなどが挙げられる。モダン・コレクションには、J-45 Deluxe Rosewood、Songwriter Chroma with Quilted Maple、Hummingbird with Custom Koaなどが含まれる。

ギブソン・アコースティック・カスタムショップからは、ギブソンの歴史上、最もカスタマイズされたカントリー・ウェスタン・モデルも登場。シェリル・クロウのためにシェリル所有のカントリー・ウェスタン・モデルを元に製作されたもので、ヴィンテージのカントリー・ウェスタンの甘美な響きに、1930年代のアドヴァンスト・ブレーシング・パターンによるパンチあるトーンが加味された点が特徴だ。サーマリー・エイジド・シトカ・スプルース・トップ、ハイド・グルー(ブレーシングのニカワ接着)により、一段とサウンド・プロジェクションに優れ、幅広いダイナミックレンジを伴う豊かな演奏表現を可能にしている。

ギブソン・アコースティックのGシリーズは、J200やJ45といった代表的なアコースティック・ギターと同じ職人達によって製作され、クオリティの高いメイドインUSAのギターでありながら、若いプレイヤーにも購入しやすい価格帯を実現したモデル。ギブソンGシリーズには、G-45 StudioとG-45 Standardが含まれ、それぞれ単板シトカ・スプルース・トップ、ウォルナットのバック&サイドで構成される。ギブソンのCMOセザールは「ギブソン・ジェネレーションG-45はとても売れ行きが良く、生産数が足りないくらいです!」とコメントしている。

ギブソン・アコースティックのアーティスト・コラボレーションとしては、既報のとおりスラッシュ・コレクションが新たに登場。スラッシュ・コレクションJ-45 Standardは、ラウンドCシェイプ・ネック・プロファイル、よりフラットでモダンな16”Rの指板、ナチュラルなアコースティック・サウンドを生み出すLR Baggs VTCピックアップなど、伝統的、そしてモダンな特徴を併せ持ち、同コレクションだけの仕様もフィーチャーしている。

さらに進行中の新しいアーティスト・コラボレーションのプロジェクトとしては、テスラのギタリストであるフランク・ハノンと、テスラの名盤「Love Song」発売30周年を記念した”Love” Doveという新しいモデルの製作が進行中。フランク・ハノンはこうコメントしている。「ギブソンとチームを組んでLove Doveというアコースティック・ギターを製作するのはとても楽しいです。なぜならギブソン・チームには音楽とそれを生み出すアーティストに対するLOVEがあるからさ。これまでのテスラのアコースティック・ギターを使用したクラシック・アルバムのほとんどに、この1970年代のGibson Doveを使用したよ。そして今、テスラのアルバム「Love Song」発売30周年を記念して、このギターをベースにしたLOVE DOVEというアコースティック・ギターを製作しているんだ。」

これら新製品の日本国内での発売予定時期、価格など詳細は後日発表される。

最終更新:1/20(月) 12:25
BARKS

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事

Yahoo! JAPAN 特設ページ