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街並み歩いて防火に生かす 金石消防署が初の学習会 観光ガイドが講師

1/20(月) 1:23配信

北國新聞社

 金沢市の金石消防署は19日、地元のボランティアガイドを招き、金石の街並みや歴史への理解を深める初の学習会を開いた。署員約50人が参加し、一昨年から昨年にかけて旧町名が復活した地区や、木造建築が多い地区を巡った。管内では2016年8月、19年5月にいずれも15棟を焼く大規模火災が発生しており、参加した署員は水利状況も確認し、火災から街並みを守る決意を新たにした。

 金石で観光ガイドを行う女性ボランティアグループ「みやのこし こまち」の纓田(おだ)千恵子さん(71)=金石北4丁目=が講師を務め、18年11月に復活した「金石通町(とおりまち)」「金石下本(しもほん)町(まち)」「金石味噌屋町(みそやちょう)」、19年11月によみがえった「金石新町(しんちょう)」「金石今町(いままち)」「金石海禅寺町(かいぜんじまち)」を中心に徒歩で街並みを確認した。明治初期に建てられ、市文化財で、主屋と西蔵、西塀が国の登録有形文化財となっている「観田家住宅」では、住民から説明を受けた。

 講演会も開かれ、纓田さんは、金石の細く入り組んだ道路は海からの侵入者が一度に通行できないように工夫されたとの説があることを紹介。藩政期に前田家の保護を受けて関西から大工が集められてできた建物が多いことから、家屋が関西風の間取りとなっていることも解説した。

 金石消防署によると、署員は普段から個別に、風向きの傾向や土地の性質を事前に把握するよう努めてきた。同消防署では2度の大火を経験したことを受け、今後も専門家を招き、木造住宅の多い管内の街並みを学ぶ機会を設けるという。

 いずれの火災でも消火活動にあたった米林毅消防士長は「住民の皆さんと話して町への愛着を改めて感じた。金石の歴史を守っていきたい」と話した。

北國新聞社

最終更新:1/20(月) 1:23
北國新聞社

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