ここから本文です

和倉唯一の給油所、2月閉店 45年余り営業、老朽化

1/20(月) 1:23配信

北國新聞社

 七尾市の和倉温泉で唯一のガソリンスタンド(給油所)が2月29日に閉店し、45年余りの歴史に幕を閉じる。売り上げが年々減少する中、施設の老朽化が進み、営業継続が困難となった。地域住民や観光客のほか、温泉旅館の送迎バスも給油所を利用しており、地元では「不便になる」と心配する声が出ている。

 閉店するのは、同市光陽台のENEOS(エネオス)イソライトライフ和倉温泉給油所。1974(昭和49)年7月、珪藻土のれんがなどを製造、販売するイソライト工業(大阪市)の子会社「イソライト土地開発」として営業を始めた。

 和倉温泉口交差点に店を構え、イソライト工業和倉工場(現七尾工場)で使う燃料の供給に加え、温泉旅館の送迎バスや遠方から訪れる観光バス、観光客や住民のマイカーなどへの給油を担ってきた。

 近年は人口減少や燃費の優れたハイブリッド車の普及に伴い、売り上げが低迷していた。かつて和倉温泉に数軒存在した同業者がいずれも撤退した中、地域貢献として営業を続けてきたものの、老朽化した施設の更新時期を迎えたことから閉店を決めた。

 閉店後は和倉温泉の最寄りの給油所は現在より最短で約4キロ離れた場所になる。和倉温泉旅館協同組合の谷崎裕理事長は長年の営業に感謝しながらも「送迎バスや観光バスに影響が出るかもしれない。組合として対応を検討する必要がある」と話した。

 イソライトライフ和倉温泉給油所をよく利用する会社役員多田朗さん(64)=七尾市和倉町=は「近くにあると便利で、割高でも使っていた。長年のつきあいもあったし残念だ」と惜しんだ。

北國新聞社

最終更新:1/20(月) 1:23
北國新聞社

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事