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傘シェア社会実験 観光客の移動情報把握 水戸市と民間連携

1/21(火) 4:00配信

茨城新聞クロスアイ

観光客の利便性や回遊性向上を目指し、水戸市は20日、民間事業者と連携した傘シェアリング事業の社会実験を始めた。市内観光地や公共施設、駅、駐車場などに専用の傘立てを設置し、降雨時の観光客需要に対応する。サービスで得られた利用者の移動情報なども、市の観光戦略に生かしていく方針。

市はこの日、傘シェア事業「アイカサ」を展開する「ネイチャー・イノベーション・グループ」(東京)と観光活性化事業に関する協定を締結した。同社によると、自治体との連携は水戸市が初めてという。

アイカサは無料通信アプリ「LINE」を使って登録し、有料で傘を借りることのできるサービス。傘に記されたQRコードを読み取り、送られてきた番号で傘のダイヤルロックを解錠して使用する。都内を中心に、全国800カ所で事業展開している。

傘は借りた地点以外の傘立て設置場所にも返却できることから、運用側は利用者による各地点間の移動情報も得られる。このため、市はこうした情報を分析し観光客動向を把握することにより、今後の観光戦略などにも活用していきたい考えだ。

今回の協定で傘立てを設置したのは、市役所や水戸芸術館、市植物公園、アダストリアみとアリーナなど、市内の観光地や公共施設、市営駐車場の10カ所。JR水戸、赤塚、内原の3駅にも計6カ所の傘立てを配置した。

このほか、同社が昨年11月から連携しているファースト・トラスト(水戸市)の市内コインパーキング計20カ所でもサービスを提供している。いずれも利用料金は1日70円で、月の上限が420円。

同社の丸川照司社長は「突発的な降雨による、傘の使い捨てを抑えられるサービス。雨の日だけでなく日傘としても使えるので、移動を支えたい」と説明した。高橋靖市長は「雨が降った場合でも、少しでも観光客が快適に過ごせる環境整備が進められれば」と期待を寄せた。 (前島智仁)

茨城新聞社

最終更新:1/21(火) 10:10
茨城新聞クロスアイ

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