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3名人がそろい打ち、日本一のそばを楽しむ会 常陸太田、こだわりのポイント解説

1/21(火) 11:00配信

茨城新聞クロスアイ

「常陸秋そば」発祥の地として知られる常陸太田市で19日、そばに関する講演やそば打ちの実演、打ちたてのそばを味わえるイベント「第20回日本一のそばを楽しむ会」(いばらき蕎麦の会、常陸太田市主催)が開かれた。開催20回を記念し、初めて3人の名人がそばそろい打ちを披露。会場となった同市町田町の市水府総合センターには県内外から300人を超えるそばファンが詰め掛けた。

蕎麦(そば)研究家で日本蕎麦保存会の片山虎之介会長が、「昔の蕎麦は、なぜ美味(おい)しかったのか」と題して講演。昔のそばと今のそばの打ち方の違いや、在来種と改良品種のそばの特長、おいしいそばの育つ畑などを例を挙げて解説した。「そばは味、香り、食感を楽しむもの。研究してほしい」と日本蕎麦の本来の味を取り戻すためのヒントを話した。また常陸秋そばについて「個性を理解して生かしてほしい」と地元にエールを送った。

「匠(たくみ)のそば打ち実演と解説」には第4代全日本素人そば打ち名人の川上正義さん、第6代名人の河原井雄一さん、第23代名人の仲山徹さんの3人が登場し、こだわりのポイントなどを解説しながらそばを打った。

3人は包丁や包丁立て、こね鉢など、それぞれが使いやすいように工夫した道具を紹介。名人たちの手元を大きな画面に映し出して粉を混ぜるところからこね、延ばし、切り、仕上げなど一連の工程を披露。来場者はそば打ちの技術や情報を得ようと真剣なまなざしを向けた。名人たちは会場からの質問にも答えた。

昼食には、もりそばとけんちんそばの2種類が提供された。もりそばは、いばらき蕎麦の会が栽培したそば粉を使い、来場者に抜群の品質を誇る常陸太田市の常陸秋そばを振る舞った。

そばを楽しむ会は、品質日本一と評される常陸秋そばの魅力のPRと消費拡大、そば文化の発展による地域の活性化に貢献しようと始まった。蕎麦の会の野上公雄幹事長兼事務局長は「皆さんにイベントや常陸秋そばに関心を持ってもらうことで、自分や仲間、地域づくりに役立っているのでは。今後も日本一を浸透させる目的は変わらないので、さらに内容の充実を図って継続していきたい」と話した。 (飯田勉)

茨城新聞社

最終更新:1/21(火) 11:11
茨城新聞クロスアイ

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