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高岡の魅力調べて発信 町歩き住民に取材 富山大生3月に成果展示

1/21(火) 21:16配信

北日本新聞

 富山大芸術文化学部の学生たちが地元住民の協力を得て、高岡市内の身近な文化財や風習を調査し、地域の公民館で発表するプロジェクトを進めている。見慣れた町並みの中から高岡の魅力を再発見するのが狙い。学生たちは3月の展示に向け、町歩きや住民への取材を重ねている。 (村田仁美)

 プロジェクトは「地域/私のヴァナキュラーをめぐる旅」と銘打ち、地域固有に発展してきた建物や文化を指す「ヴァナキュラー」を手掛かりに地域活性化を目指す。学部生と大学院生計11人、現代美術作家の徳重道朗さん(愛知)が参加して昨年6月にスタート。高岡城の城下町として栄えた地域と、同大高岡キャンパスのある二上地区を対象に、グループごとに調査を進めている。

 五福町縄手(のうて)自治会では杉本義彦自治会長らに取材。大正時代から続く獅子舞について調べ、歴代の獅子頭を見せてもらった。同学部2年の長津晴菜さんと吉田悠乃さんは「暮らしに根差した文化が見えてきて面白い。自分たちなりの視点で伝えたい」と意気込む。

 二上地区では笹餅や草餅、鏡餅など行事ごとに各家庭で作られてきた餅を紹介するため、住民らが二上公民館で餅つきを実演。学生らは臼ときねでつく様子を撮影したり体験したりした。中山博春同公民館長は「伝統を見直すいい機会になった」と言う。

 調査した成果は、3月6~8日、13~15日に市内の公民館など12カ所で発表する。写真パネルや映像で紹介するほか、祭りの道具や徳重さんの作品展示、フォーラムを予定している。担当する同学部の松田愛講師は「学生だけでなく地域の皆さんにも楽しんでもらい、まちが活気づくようなプロジェクトにしたい」と話している。

最終更新:1/21(火) 21:16
北日本新聞

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