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Slackに“謎マナー”が発生「重要なことはメールで送る」「絵文字は2個まで」――Slack Japanの公式見解は

1/21(火) 8:05配信

ITmedia ビジネスオンライン

 「お疲れ様です」「お世話になっております」「何卒宜しくお願い致します」――。メールで誰しもが打ち込んでいるこうした文言は、「マナー」とされる。一方で、「ここまで丁寧な必要もないのでは?」と感じるくらい、丁寧すぎるメールを受け取った経験がある人もいるのではないだろうか。

【画像】Slack社内で使う「ラクーン」

 また、用件に直接関係がないのに、「一応……」とCcに上長や「関係ありそうな人」を取りあえず入れる人も少なくないはず。仕事を円滑にするための「報連相」は必要だが、こうした過剰なコミュニケーションマナーがビジネスパーソンを疲弊させ、日本の労働生産性を下げているといった見方もある。

 一種「ムダ」ともとれるコミュニケーションを省き、業務をより効率化する。こうした流れを受けて、チャットツールを導入する企業が増えてきた。チャットツールの代表格が、SlackやMicrosoft Teamsだ。単刀直入に議論へ入れる気軽さや、忙しいときでもメッセージにスタンプを付ければ「既読」の意思表示もできることから人気を博す。

 一方、チャットツールでも旧来のツールのような「マナー」が発生し始めているようだ。SNSで話題となり、波紋を広げている。

 これによると、「冒頭は喫緊でお世話になったことを述べ、お礼から」「メールと違って絵文字も駆使して親しみを出す、ただし1文に2つまで」といった「謎マナー」があるようだ。さらには「重要なことはメールでお送りする」ともあり、そもそもSlackを使う意義すらなくなりかねない。こうしたマナーについて、Slackはどのような見解を持っているのだろうか。

Slackの「公式見解」

 Slack Japanの生垣侑依氏によると「Slackの利用に関して、マナーのようなものを設けていることはない」とのこと。一方で、Slackを使うときに心掛けるべき「コアバリュー(=“Slackぽさ”)」を定めているという。

 例えば、Slackを使う上で最も重要なのは「相手への思いやり」だという。読み手のことを考えた文章作成は、お互いの顔が見えないチャットだからこそ、必要な気遣いだといえる。

 発言するときに、その発言が適したチャンネルに行うことも重要だという。数人規模であればよいかもしれないが、数十人、数百人単位が入っているチャンネルで、関係のない投稿をしてしまうことは迷惑となり得る。Slack社内では、チャンネルに最適ではない議論が始まった場合には、「アライグマ」の絵文字を使い、最適なチャンネルへ案内するように促しているという。アライグマはごみをあさる習性があることから、不必要な発言を適正化する意味で、用いているのだとか。

 「マナーとまではいかないが、こうした“エチケット”を心掛ける必要はあるのでは」と生垣氏は話す。

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最終更新:1/21(火) 21:01
ITmedia ビジネスオンライン

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