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【POG】3歳馬総括 クリスタルブラック重賞初制覇 エスポ弟断然人気に応える

1/21(火) 11:30配信

デイリースポーツ

 先週末は中山競馬場で「京成杯・G3」(芝2000m)が行われ、新種牡馬キズナ産駒の7番人気クリスタルブラック(美浦・高橋文)が、無傷2連勝で初の重賞タイトルをゲットした。小倉競馬場で行われた「ネモフィラ賞」(ダート1700m)は、中央&統一G1を9勝したエスポワールシチーを半兄に持つミヤジコクオウ(栗東・川村)が、単勝1・8倍の圧倒的な支持に応えて2勝目を挙げた

【写真集】注目のキズナ産駒

 「第60回京成杯・G3」は19日、中山11Rに12頭で争われ、キズナ産駒のクリスタルブラックが初の重賞タイトルをゲット。デビュー2連勝とし、一躍クラシック候補に名乗りを上げた。レース序盤はかなり行きたがるそぶりを見せていたが、鞍上の吉田豊が必死になだめ、後方2番手を追走。4コーナーで満を持して大外へ持ち出すと、自慢の末脚が爆発。先に抜け出していた圧倒的1番人気のスカイグルーヴ(2着)をあっさりとかわし去り、半馬身差をつけゴールを駆け抜けた。勝ちタイムは2分2秒1。

 吉田豊は「テンションが高かったけど、向正面で落ち着いてくれた。いい感じで4コーナーを回ったが、まさか前まで届くとは」と驚きの表情を隠せなかった。17年12月の落馬で頚椎骨折の重傷を負い、長期休養を余儀なくされ一時は騎手生命も危ぶまれた。それだけに17年中山金杯以来の重賞制覇に喜びもひとしおだ。

 高橋文師は開業9年目で、うれしいJRA重賞初Vとなったが、吉田豊の復帰戦に厩舎の管理馬を用意するなどサポートを惜しまなかっただけに、「ユタカ(吉田)で勝てたのが一番うれしい。本当に価値ある1勝だね」と手放しで喜び、ガッチリと固い握手をかわした。今後については「体は緩いし、これからどう育てていくかだね。一度放牧に出して、ストレートに行った方がいいのかな」とトレーナーは皐月賞(4月19日・中山、芝2000m)直行を示唆。大きな可能性を秘めたキズナ産駒が、大舞台でも強さを見せつける。(採点・★★★☆☆)

 同じく19日の小倉10R・ネモフィラ賞はミヤジコクオウが人気に応えて2勝目を挙げた。前半は中団を追走。徐々にポジションを押し上げ3コーナーに差し掛かると、鞍上の手が激しく動いて置かれそうになったが、そこからもう一度ファイトバック。直線は内に入って先に抜け出した3番人気ショウナンナデシコ(2着)をつかまえ、最後は1馬身1/4差をつけてゴールを駆け抜けた。勝ちタイムは1分45秒4。吉田隼は「トモが緩いところは残るけど、モノが違いました。小回りで置かれ気味になりましたが、ギアが入ってからの伸びは文句なし。完勝です」と絶賛した。(採点・★★★☆☆)

 さらに1勝クラスの京都9R・白梅賞(芝1600m)は、2番人気のソウルトレイン(栗東・西村)が、2勝目を手にしてオープン入りを果たした。道中は2番手で折り合うとそのまま4コーナーへ。直線に向いて、逃げ込みを図る8番人気スマートリアン(2着)にいったんは引き離されたが、鞍上の川田が追いだしを開始すると、アクションに応えて鋭伸。ゴール前で外から強襲して半馬身差とらえてフィニッシュした。勝ちタイムは1分36秒2。川田は「精神的にかなり煮詰まっていたので、競馬でどう影響するか心配でしたが、いい内容で勝つことができました」と安どの表情。「リフレッシュして、いい状態で次に向かえれば」と精神面の成長に期待していた。(採点・★★★☆☆)

 一方、18日の京都10R・紅梅S・L(芝1400m)は、松山騎乗の1番人気ヒルノマリブ(栗東・北出)が1分24秒8のタイムでV。惜敗続きに終止符を打ち、待望の2勝目を手に入れた。近走とは一転、好スタートから好位に控えると、直線はラチ沿いを鮮やかに抜け出し、2番手から粘り込みを図る7番人気コンバットマーチ(2着)に1馬身半差をつけてフィニッシュした。さらに首差の3着には後方から追い込んだ3番人気マテンロウディーバが入った。松山は「取りたいと思った位置で、しっかりためられた。最後はいい脚を使ってくれました」と満足げ。北出師は「テンションが上がりやすいので放牧に出します。トライアルに行くか、ぶっつけで行くか考えます」と牝馬クラシックを見据えた。(採点・★★★☆☆)

 中山9R・菜の花賞(芝1600m)では、ローズキングダム産駒の9番人気アールクインダム(美浦・伊藤大)が1分36秒8のタイムで2勝目をマークした。道中は中団のポジション。徐々に進出を開始して4角で前を射程圏に入れると、直線で抜け出しを図る3番人気フェルミスフィア(2着)に外から馬体を合わせて抜き去り、3/4馬身差をつけてフィニッシュした。「テンションの高い馬だと思っていたが、きょうはリラックスして走れていた」とマーフィー。伊藤大師は「新馬を勝った内容から能力はあると思っていた。大きいところへ行きたいね」と笑顔をのぞかせた。(採点・★★★☆☆)

最終更新:1/21(火) 12:17
デイリースポーツ

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