ここから本文です

東京と地方、結局どっちに住むのがいいの? 4つの観点で比較してみた

1/21(火) 7:30配信

アーバン ライフ メトロ

共働き世帯「子育て支援」の充実度

 地方にある実家の近くに住み、仕事にも就いている既婚女性の場合、自身の両親や義父母が育児に協力してくれるというメリットがあります。一方で東京には、病児育児やベビーシッター、家事代行会社といった子育てをサポートするサービスが、地方とは比べ物にならないほど充実しています。

 口コミサイトなどをのぞいてみると気軽に利用している人が案外多く、どちらかというと敷居の高いイメージが強かったベビーシッターや家事代行も「意外と気軽に使えるのかも」と思えるかもしれません。実際、千代田区で働くある女性は「家事代行を使ったり、ベビーシッターを利用したりしながら働いている女性は周りに多い」と証言します。

 都市部に集中する待機児童の問題を考えれば地方の方が保育所に入りやすい半面、ベビーシッターなどの代替サービスも東京には充実しているのです。

●子どもへの仕送り費用

 大学進学などで子どもが将来上京する場合、地方在住の家庭には「仕送り費用」が発生します。大学生への仕送り額は平均6~7万円で、東京在住となるともう少し高額になる家庭が多いようです。

 地方で仕事をしながら子どもひとりにつき毎月7万円以上の仕送りをすると考えると、これはかなり厳しい出費と言わざるを得ません。それが東京やその周辺在住となれば、進学後も同居を続けるという前提で言えば「仕送りなし」で済むのです。

●前時代的な価値観が残る

 これは「全ての地方に当てはまる」とは言えませんが、地方によっては前時代的な価値観が残っていることが間々あります。親戚付き合いやご近所同士の交流が濃密だったり、ちょっとしたうわさがいつの間にか町内中に広まってしまったり、ということもあるいは起こりうるかもしれません。

 現代社会では夫婦の共働きや男性の家事育児への参加など家族のスタイルは変化していますが、地方では「男は仕事、女は家を守るもの」という考えを持ち続けている人も少なくありません。祖父母が近くに住んでいる場合は、家事や育児、仕事に関して必要以上に口を出されてしまい戸惑っているという人も多いようです。

※ ※ ※

 東京在住というと、まず「とにかくお金が掛かる」というイメージが先行しますが、在住地選びの工夫や給与面での優位性などを考え合わせると、生活していく上では地方とそう変わらない場合もあると言えそうです。と同時に、地方では得難い東京ならではのメリットも少なくないようです。

 何を求めるかによって当然変わってきますが、仕事や子育て、近所付き合い……さまざまな点を勘案した結果、「やっぱり東京に住みたい」と考える人も多いのではないでしょうか。

宮野茉莉子(ライター)

2/2ページ

最終更新:1/21(火) 12:48
アーバン ライフ メトロ

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事

Yahoo! JAPAN 特設ページ