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開発スタッフに聞いた『ロックマンエグゼ』製作秘話。次回作の可能性は?

1/21(火) 22:00配信

テレ東プラス

2000年代のゲーム界を席巻した『ロックマンエグゼ』。近未来を舞台としたAIと共生する世界観、リアルとファンタジーの融合したシナリオ、アクションにカードゲーム要素をブレンドした斬新なバトルシステムは、当時の少年たちを瞬く間に魅了した。

今回は、そんな一時代を築いたタイトルの開発スタッフに、インタビュー! 脚本を務めるとともに、作品のアイコンとして前線に立った江口名人、デザイナーの石原雄二さん、橋永智幸さん、プログラマーの松田幸悦さん、片岡道徳さん、ロックマンシリーズのプロデューサーである土屋和弘さんに、伝説のヒットタイトルの裏側で起きていたここだけのエピソード、さらには次回作の可能性も聞かせてもらった。

「江口名人」を生み出した“悲しい現実“

──まずは、江口名人について聞かせてください。名人はシリーズの脚本を担当されていますが、なぜ「江口名人」になったのでしょうか。

江口:これは本当に悲しい話なんですが......。

一同:(笑)

江口:初代ロックマンエグゼを発売した2001年、とある少年誌のイベントで「エグゼ」を出展することになりまして。その際に、ステージ上でゲームを解説する人を用意してほしいと頼まれたんです。で、上司が当時のプランナーに参加できないか聞いて回ったんですが、イベントの開催日はゴールデンウィークのど真ん中。

まずはディレクターが断り、先輩が断り......。ふと3人の視線を感じて振り向くと、上司が一言「空いてるよね?」と。僕は当時、まだ2~3年目の新米社員でしたから、断る選択肢はありませんでした(笑)。

──思ったより生々しい......。

江口:「江口名人誕生秘話」というと輝かしいエピソードを想像されるかもしれませんが、現実は世知辛いものです(笑)。

松田:イベントに出演したときは、まだ「名人」ではなく「江口博士」という肩書きだったんですよね。

江口:そうそう。でも、ターゲットの子どもたちには「物知り」なだけじゃ刺さらないじゃないですか。やっぱり強くてナンボなので、対人戦69連勝という設定を引っさげて「江口名人」としてデビューすることになったんです。

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最終更新:1/21(火) 22:00
テレ東プラス

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