ここから本文です

ドラフト6位からの大出世もありえる!北信越NO.1左腕・玉村 昇悟(丹生-広島6位)を徹底分析!

1/21(火) 20:00配信

高校野球ドットコム

 春先から大きく騒がれていた北信越ナンバーワン左腕。最速147キロを誇るストレート、落差が鋭いカーブ、スライダーといずれも一級品の精度を誇る。広島からドラフト6位指名。下位からのスタートではあるが、大化けの可能性を感じさせる玉村について徹底的に迫っていきたい。

広島ドラフト指名一覧

(投球内容)
■ストレート 140キロ~147キロ
腕を外旋させて、リリースに入る独特の軌道を描く腕の振り。140キロ前後の速球は切れがある。回転数が高く、さらにコマンド力の高さは今年の高校生左腕でもトップクラスで、一目でスカウトを惹きつけるボールを投げているのが理解できる。

 何より驚くのはこういうリリースで、内外角へ投げ分けができること。敦賀気比打線は内角を投げさせまいとベースいっぱいを覆いかぶさっていた。それでも内角球へ投げ込める指先感覚の良さは素晴らしい。
 
■スライダー
横滑りするスライダー。外角のぎりぎりに決まっていくので、快打にするのは難しい。
■カーブ
縦割れというよりもスラーブ系の変化球でゴロを打たせて取る投球。
■チェンジアップ
球速速めに一気に落ちる軌道を描くため、空振りを奪うことができる。
(配球)

 左打者には内角球へ果敢に投げ込むスタイル。打者が覆いかぶさっても乱れない制球力は出色。外への制球力は悪くないが、若干高めに浮くのが気になる。

 右打者に対してはストレート、スライダーも内外角に投げ分けができるため、投球のバリエーションが広く、主体的に投げられている点が良い。状況に応じてチェンジアップで三振を奪うことができる。

 メリハリがついたピッチングができており、この夏でだいぶ成長が見えた投手ではないだろうか。


(投球フォーム)

 ノーワインドアップから始動する。右足を胸元まで上げた時、左足の膝を適度に伸ばしていき、少し上半身を反る独特の形をとっている。こういう投手は軸がぶれやすい傾向にあるのだが、玉村の場合、うまく軸足に膝を乗せて、また一塁側で目切りを行うことで、バランスをとっている。右足を二塁方向へ送り込んでいきながら、重心を下げていき、体を半身の態勢にとったまま、着地を行う。軸足の踵裏部分をプレートを押さえつけ、踏み出した瞬間に半身の態勢で一塁方向に向いていた右肩を一気に回転させた力を放出している。
 
 上半身の動きを見ていくと、左腕をぐっと肩に入るぐらいテークバックを取っていき、トップを作るが、肩、ひじの柔軟性がなければ絶対に投げられない旋回。そこからトップを作ったとき、しっかりと胸が張れていて肘も上がっている。
 
 人より非凡な柔軟性があって、並外れた速球を投げ込むことができているが、ぜひその柔軟性を失わないようケアには気を付けてほしい。

最終更新:1/21(火) 20:00
高校野球ドットコム

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事

Yahoo! JAPAN 特設ページ