ここから本文です

【巨人】阿部2軍監督、2軍スローガン決定「考動」

1/21(火) 6:00配信

スポーツ報知

 巨人の阿部慎之助2軍監督(40)が20日、今季の2軍スローガンを「考動(こうどう)~苦しい方を選べ 迷ったらやれ~」に決めたことを明かした。「考えて、学ぶことが大事。僕らも若いし、一緒に動かないといけない」という思いを込めた“阿部語”だ。2月4日に予定される初采配「1軍VS2、3軍」では、細かなサインを使ったガチンコ勝負を予告。一人でも多くの若手を1軍へ送り込むべく、新米指揮官も策を考え抜く。

【写真】原監督、神出鬼没キャンプ 2軍&3軍いつでも指導「自転車でみんなで回ろうか」

 シンプルだが、ひきつけられる。今季の2軍スローガンは「考動」。例年、2、3軍ともスローガンを設定しているが、阿部2軍監督はアイデアマンらしく、熟考の末に新たな言葉をひねり出した。「考えて学ぶことが大事。僕ら(ファーム首脳陣)も若いし、一緒に動かないといけない。造語になってしまうけど、あえてそういう言葉にさせてもらいました」。漠然と練習するのではなく、常に考えて動くことが成長につながる。そんなメッセージだ。

 そして、スローガンにはサブタイトルがついている。「苦しい方を選べ」「迷ったらやれ」―。試練を避けているようでは上達は望めない。たとえ失敗しても、やったことは糧として必ず蓄積される。これには、阿部2軍監督の経験則が詰まっている。「一番苦しんだ人、チームが優勝したり日本一になったりするわけだから。それは身にしみて感じたこと。うまくなるのは難しいけど、下手くそになるのは簡単。発展途上の選手もいるし、みんなに夢がある」。栄光も挫折も知る男の言葉には、重みと説得力がある。

 もちろん、慎之助監督自身も「考動」する。2月4日の「1軍VS2、3軍」は、ファームチームを率いて初采配となる。原監督は1軍チームの指揮を執らないため師弟対決とはならないが「(ベンチワークは)初めてやることだから、いろんなことを想定して、考えてできれば。(サイン?)ちゃんと考えています」と宣言した。キャンプをファームでスタートする選手たちにとっては、逆転昇格への第一関門。1軍首脳陣をうならせるために、どうやって良さを引き出すべきか思考を巡らせる。

 1軍が15日から始まる那覇2次キャンプに移動するタイミングで、ファームも紅白戦を経て2軍、3軍に振り分けられる。その後も随時入れ替えを検討しているといい、競争はエンドレスだ。「僕も19年間いろいろなことを諸先輩、指導者から学んだ。もったいぶることなく、若い選手に全部教えるつもりでやっていきたい」。ファームの「考動」は、チーム全体の活性化につながる。(尾形 圭亮)

 〇…1~3軍首脳陣とフロントが、ラグビー界から指導者論を吸収した。都内でスタッフミーティングの後、日本ラグビー協会コーチングディレクターで元早大監督・中竹竜二氏の講演を全員で受講。昨年W杯で8強に導いたジェイミー・ジョセフ氏や前日本代表ヘッドコーチのエディー・ジョーンズ氏の思考などを学んだ。巨人の山口オーナーは「どういう意識、姿勢で日々の仕事に取り組むか。勉強させてもらおうと」と狙いを説明した。

報知新聞社

最終更新:1/21(火) 11:38
スポーツ報知

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事