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外国人アルバイト、実は1カ月で多くが辞めていた 85%が上司や先輩との人間関係の不満で退職

1/22(水) 16:34配信

ねとらぼ

 近年、飲食店やコンビニ、スーパーで外国人のスタッフさんに接客してもらう機会が増えてきました。生まれ育った国とはちがう言葉や習慣の日本で、彼ら・彼女らは何を思いながら働いているのでしょうか。

【画像】アルバイトが辞めた理由

 外国人向け求人チャットコンシェルジュ「JapanWork」が行った日本に住む外国人(480名、17ヵ国、20代~60代)を対象としたアンケートによると、多くの外国人が人間関係を理由に、採用1カ月後、アルバイトを辞めていることがわかりました。

退職理由は「上司・先輩との人間関係」がダントツ!

 アルバイトを辞めたタイミングでは、採用1カ月後が85.8%と圧倒的に多く、次いで3カ月後の5%。辞めた理由は「上司・先輩との人間関係の不満(85%)」がほどんどを占め、「研修が充分ではなかった(4.6%)」が続きます。日本人のアルバイトに対する類似の調査でも、人間関係が退職を考える理由として多く挙がっているものの、8割を超えるのは特徴的です。

 上司・先輩との人間関係の不満に対するコメントとしては、「度が過ぎる程厳しかった(カナダ、30代)」と厳しい上下関係に対する拒否感、「自分だけに厳しくしているように見えたしシフト時間が長すぎた(ネパール、20代)」と不公平な人間関係の中で長時間働くことのつらさを訴えるものが挙がっています。

 また、「研修が充分でなかった」と答えた人のなかには「研修時に周りのスタッフの対応が悪かった(ネパール、30代)」、「研修やトレーニングが存在しておらず、時給が低いだけだった(アメリカ、20代)」という人も。

 人間関係に悩むのは日本人も外国人も同じだけれど、「先輩・後輩」という人間関係や、シビアで余裕のない職場環境は、日本特有の働き方も関係しているとも推測されます。

給料が良ければ、続けられる?

 一方、アンケートの回答者のうち、現在も日本で働いている人が仕事を続けている理由として、84%が「給料が良い」と回答。次いで、「仕事内容が気に入っている(5%)」が多く、辞める理由では大きな原因となっていた人間関係は、「同僚との関係性が良い(4%)」「上司・先輩との関係性が良い(3.7%)」と、こちらも残念ながら少ない割合でした。

 先ほどの結果を見た上で考えると、給料の良さを実感する前に、人間関係のキツさが耐えられず1カ月で辞めてしまう人が多かったということなのでしょうか。回答した人たちがどれぐらい働き続けられているのかも知りたいところです。

 また、アルバイトに多い外国人留学生の場合、基本的に1週間の労働時間は28時間までと決まっているので(出入国在留管理庁)、この結果には、どうしても時給重視にならざるを得ない事情も関係していそうです。

 ちなみに、「仕事内容が気に入っている」と答えた人は「チームの関係性も良く、上司と部下の立ち位置が平等だと感じる。アイディアを聞いてくれる(インド、20代)」とコメント。「上司・先輩との関係性が良い」ことがアルバイトを続ける理由となっている人は「自分の意思や意見を尊重してくれる(フィリピン、30代)」とコメントしており、外国人アルバイトを採用する職場では、後輩であっても個人の考え方を大切にするフラットな関係が求められているようです。

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最終更新:1/22(水) 16:34
ねとらぼ

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