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サウジが米アマゾンのベゾス氏の電話をハッキング、国連が報告へ

1/22(水) 14:30配信

ロイター

[サンフランシスコ/カイロ 22日 ロイター] - 関係筋によると、国連の当局者は22日、サウジアラビアが米アマゾン・ドット・コム<AMZN.O>の創業者ジェフ・ベゾス氏の電話をハッキングした証拠があると報告する見通し。サウジと米国の双方に調査を呼びかけるという。

この問題を巡っては、ベゾス氏のセキュリティー対策チームがFTIコンサルティングに調査を委託。FTIは、ベゾス氏の電話がムハンマド・ビン・サルマン皇太子のワッツアップの個人アカウントから送信された悪意のある動画を受け取った後にハッキングされた可能性が高いとの報告書をまとめた。この動画は2018年半ばにシェアされ、その約1カ月後にベゾス氏の電話から大量のデータの流出が始まったという。

国連当局者は、この報告書に信ぴょう性があるとの声明を発表する予定。国連が調査を委託した外部の専門家も、完璧な証拠があるとはいえないが、さらに調査を進める必要性があるとの見解を示したという。

これに先立ち、英紙ガーディアンは21日、複数の関係筋の話として、ベゾス氏の電話が2018年にムハンマド・ビン・サルマン皇太子のワッツアップの個人アカウントから送信されたメッセージを受け取った後にハッキングされたと報じた。

同紙は、暗号化されたメッセージに悪意のあるファイルが含まれていたとみられ、数時間のうちに電話から大量のデータが盗まれたとしている。

サウジは22日、この報道を否定。在米サウジ大使館はツイッターへの投稿で「ジェフ・ベゾス氏の電話へのハッキングにサウジが関与しているとする最近のメディア報道はばかげている。すべての事実を明確にするよう、そうした主張について調査を求める」とした。

アマゾンはコメントを控えた。

米紙ワシントン・ポストを所有するベゾス氏とサウジ政府の関係は、サウジアラビア人の著名記者ジャマル・カショギ氏殺害を巡る同紙の報道にサウジが不満を示していることをベゾス氏がほのめかした昨年初め以降、悪化している。

ベゾス氏のセキュリティー担当責任者は当時、サウジがベゾス氏の電話にアクセスして、不倫関係が報じられたテレビキャスターとのテキストメッセージなど個人情報を入手したと述べていた。

*内容を追加しました。

最終更新:1/22(水) 17:11
ロイター

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