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白い粉を「ペロッ」刑事ドラマのお約束はアリ? ダンディすぎるマトリ元部長に直撃

1/22(水) 17:08配信

BuzzFeed Japan

覚醒剤=シャブという隠語の由来をめぐっては、様々な説があるという。

『マトリ 厚労省麻薬取締官』(新潮新書)の著者で「Mr.マトリ」とも呼ばれる瀬戸晴海さんが、驚きの奇説を明かした。【BuzzFeed Japan / 神庭亮介】

水にシャーッと溶けるから?

――覚醒剤の隠語は「シャブ」ですが、この言葉の由来には諸説あるそうですね。

一般的には「骨までしゃぶられる」ですが、もっとあります。

覚醒剤は水溶性で、水のなかに入れるとシャーッと溶けていくんです。

――「シャー」が転じてシャブになった?

ええ。

※青森県警のホームページには、こんな風に記載されている。

《シャブ=覚醒剤の隠語ですが、中毒になると骨までシャブられるから、注射すると身体が寒くなる(さぶい)感じがするから、注射をするため水で溶かして振るとシャブシャブという音がするから等ということで、このような名がつけられたなどと言われています》

「サブロウが来る」

――著書のなかで紹介されていた「サブロウ」起源説も非常に興味深かったです。

《私がマトリとしてデビューしたての頃、ヤクザを引退した大阪のある親分から聞いた話だ。彼は戦後の暴力団、覚醒剤情勢の生き字引のような人物で、情報を欲する私に対し、「兄ちゃん、勉強しいや」と前置きした上で次のように語ってくれた。

「60年代の覚醒剤ブームは阪神地域から始まった。その頃、尼崎にあるX組にサブロウという男がいた。この男は韓国から密輸された結晶型のヒロポン(覚醒剤)の中間売人で、せっせとヒロポン を配達していた。仕事熱心で、その筋では誰もが信頼を置いていた。そのうちにヒロポンが届くことを“サブロウが来る”、さらには“サブが来る”と言うようになった」。そして、サブがシャブに訛り“シャブが届く”に変化。まもなく覚醒剤自体を“シャブ”と呼ぶようになった」》
(『マトリ 厚労省麻薬取締官』)

もう引退した業界の親分で、覚醒剤の世界で極めて著名だった人から聞きました。昭和40年代の話です。

当時私はまだ若くて、情報を欲していた。あちこち行って情報収集してる時に話てくれたことが、ずっと記憶にあったんですよ。

――覚醒剤(メタンフェタミン)は日本で初めて合成され、第2次大戦中は軍需品として使用されました。「ヒロポン」などの商品名で一般にも売られ、戦後爆発的に広がっていきます。「シャブ」という隠語がフィリピンでも通じるというのは本当ですか。

そうですね。国際会議などでも、フィリピンの取締機関は「シャブ」という言葉を使うので、つい親近感を覚えてしまいます。

おそらく1980年代の「ジャパゆきさん」(東南アジアからの出稼ぎ女性)ブームだとか、日本からも相当数の人がフィリピンへ行ったりするなかで定着していったのではないかと思うんですけど。

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最終更新:1/24(金) 13:12
BuzzFeed Japan

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