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田名部記念アリーナ、30年の歴史に幕 3月で運営撤退/八戸

1/22(水) 10:30配信

デーリー東北新聞社

 青森県アイスホッケー連盟は21日、八戸市河原木の屋内アイスホッケー場「田名部記念アリーナ」の運営から3月末で撤退することを明らかにした。老朽化する施設の改修費を負担できないことなどが理由。八戸駅西地区に今春、新たに「フラットアリーナ」がオープンすることも踏まえた。建物を所有する田名部組(同市)も「スケートリンクとしての役割を終了する」としており、施設は30年の歴史に幕を閉じる。

 市南部山健康運動公園に隣接する田名部記念アリーナは1990年にオープン。開館以来、多くの大会会場となったほか、練習場や合宿場として使われた。

 2000年から運営を担ってきた連盟は18年にいったん施設の閉鎖を決めたが、市からの財政支援を受けて営業を継続。昨年11月、連盟の理事会と臨時総会で撤退を正式決定した。

 連盟によると、年間数千万円に上る維持管理費は、市からの補助金や事業収入で賄ってきたものの、近年の赤字額は年間約2千万円を計上し、厳しい運営が続いてきた。今後も光熱費の増大、膨大な改修費用が見込まれ、長期的な維持が困難だと判断した。

 これまで同施設で行われてきた各種大会などは、市内や近隣市町の施設に振り分ける方針。新設されるフラットアリーナは民間施設であることから、試合日程などに影響が出ないよう、市などと調整を図っていくという。

 連盟の吉田誠夫副会長は取材に対し、「存続したいのは山々だが、苦渋の決断だった」と説明した。

 田名部組の田名部智之社長は同日、「施設の老朽化や社会情勢の変化に伴い、継続が困難であることは連盟と同様の思いだ」とのコメントを出した。建物の今後の活用法については「白紙の状態」としている。

デーリー東北新聞社

最終更新:1/22(水) 10:30
デーリー東北新聞社

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