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「独島は日本の領土」日本政府の展示館開館で右翼続々

1/22(水) 8:29配信

ハンギョレ新聞

杭テロの日本人、韓国語で「独島は日本の領土」 展示館ガイド、半分以上を独島の説明に割愛  日本が乱獲したアシカの剥製展示し、 「韓国が独島占領後、絶滅」歪曲主張も  ソ・ギョンドク教授「外国人や子どもを意識した展示」

 「独島は日本の領土」。

 独島が日本領土だと主張する日本政府の展示館「領土・主権展示館」が拡張移転され初の一般公開日となった21日。午前9時50分に、村田春樹氏は韓国の取材陣を見ると、笑みを浮かべながら韓国語でこう言った。村田氏は2012年にソウルの独島研究所と「戦争と女性の人権博物館」に「竹島(独島)は日本の領土」と書いた杭をつけて逃げたいわゆる「杭テロ」事件を起こした人物の一人だ。村田氏は「杭で韓国から入国禁止処置を受けた」と言いながら、「県土・竹島を守る会東京支部長」と書かれた名刺を渡してきた。一般公開初日のこの日、観覧開始は午前10時だったが、村田を含めた30人あまりが開館前から列をつくった。東京や首都圏の横浜、茨城だけでなく、四国の徳島から来た人もいた。

 「領土・主権展示館」は2018年に東京の日比谷公園内にある市政会館の地下1階に100平方メートルほどの広さで初めて設置され、独島とともにロシアおよび中国と紛争があるクリル諸島の南端4島(日本名「北方領土」)、尖閣諸島(中国名「釣魚島」)についての日本の主張を宣伝してきた。今回、虎ノ門三井ビルの地上1階で移転前の約7倍の673.17平方メートルの広さで再オープンした。

 以前と比べると、視覚的要素が大幅に強化された。独島関連の展示館には、独島に生息していたという体長約2.5メートルのアシカの剥製が展示されている。専用タブレットPCを使ってアシカの絵を見ればアシカが動く様子を映し出す拡張現実(AR)装置も展示されている。移転前の展示館はパネルに日本の主張が書いてある2次元的な展示であった。また、独島展示館の入り口には、「1953年夏‐現在。韓国の実力行使による不法占拠」と書かれた大型パネルが設置されていた。

 平日午前に同館を訪ねた人々の多くは右翼団体の会員のように見えた。日本の右翼団体「日本会議」会員というシン・ハルオ氏(70)は「日本に武力がない時に韓国が(独島を)占拠した」とし、「韓国は事実をありのままに認め、竹島を返してくれ」と主張した。40代の男性、田中クニタカ氏は、独島問題は「韓日間の問題ではなく、韓国人の固定観念の問題」と主張し、「韓国は自分たちが正しく、他人は悪いと考える習慣がある」と述べた。

 展示館の関係者は村田氏を含む約15人の日本人一行に団体ガイドをした。展示館関係者は「韓国の説明は根拠が足りない。韓国は史料を捏造している」と説明し、団体観覧客は「やっぱり」と応えた。特に、展示館の関係者は「韓国が独島を占領後にアシカが絶滅した」とし、独島でのアシカ絶滅を韓国のせいにした。しかし、アシカの絶滅の主な原因は、日本強占期の乱獲だ。ガイドが独島、北方領土、尖閣諸島について説明した時間は約1時間10分だったが、このうち40分ほどが独島関連の説明に割かれた。

 韓国から来た誠信女子大学のソ・ギョンドク教授は、展示を見た後「以前の展示館は島根県で行っていた展示を移してきた程度だった」とし「移転後の展示館はキャラクターの活用が強化されている。東京五輪を控え、外国人が多く訪れる銀座の近くに設置されたことも憂慮される。外国人と子どもを強く意識した展示」と指摘した。
東京/文・写真/チョ・ギウォン特派員





(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

最終更新:1/22(水) 8:29
ハンギョレ新聞

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