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【喜びは一般道からサーキットへ】アルピーヌA110 S 試乗 引き締まった足と+40ps

1/22(水) 10:20配信

AUTOCAR JAPAN

一般道よりもサーキットでの楽しさ

最高出力が292psになった、パワーアップの実感は乏しい。デュアルクラッチATの許容値の都合で、最大トルクが32.5kg-mのままなことが原因だろう。だが、一般道ではより扱いやすくなっている。

最大トルクの発生回転域は、2000rpmから6400rpmまでと拡大。アルピーヌA110にとって、パワートレインがさほど魅力的な要素ではないということにも変化はなかった。クルマを進めるための上質なツールといったところ。

もしサーキットでの走行会にしばしば繰り出すのなら、A110 Sを検討しておきたい。反面、一般道での走行が中心であれば、Sは懐の深さが半分くらい浅く感じられるかもしれない。長距離ドライブでのマナーや日常的な親しみやすさも、標準モデルと比べれば明確に劣っている。

アルピーヌA110は、しなやかな乗り心地と充分に居心地のいい車内を持ち、クルージング時の燃費も15.9km/Lと良好。グランドツアラーにもなり得るという、比類のない能力を兼ね備えている。Sを選ぶなら、乗り心地に関しては期待しない方が良いだろう。

アルピーヌA110がSとなっても、小柄で軽量な素晴らしいスポーツカーだという事実は揺るがない。明確に一般道よりもサーキットでの楽しさに重心が寄っている、というだけではある。アルピーヌが狙った通りというなら、そういうことだ。

アルピーヌA110 Sのスペック

価格:5万6810ポンド(812万円)
全長:4180mm
全幅:1800mm
全高:1248mm
最高速度:259km/h
0-100km/h加速:4.4秒
燃費:15.2km/L
CO2排出量:146g/km
乾燥重量:1114kg
パワートレイン:直列4気筒1978ccターボチャージャー
使用燃料:ガソリン
最高出力:292ps/6400rpm
最大トルク:32.5kg-m/2000-6400rpm
ギアボックス:7速デュアルクラッチ・オートマティック

AUTOCAR JAPAN

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最終更新:1/22(水) 10:20
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