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外国人、無断釣り横行 加賀・動橋川 漁協が対応苦慮

1/22(水) 1:07配信

北國新聞社

 加賀市内を流れる動橋(いぶりはし)川で、遊漁券を買わずに釣りをする外国人が後を絶たず、漁協関係者らが対応に苦慮している。遊漁券は稚魚の購入費などに充てられる漁協の収入源の一つで、無許可での釣りは罰せられることもある。釣った魚をその場で焼いて食べ、ごみを置いて帰る悪質なケースもあり、漁協は外国語の看板設置などを含めた自衛策の検討に乗り出した。

 動橋川は加賀市山中温泉から柴山潟に注ぐ延長約20キロの県管理河川。動橋川漁協によると、無許可で釣りをする人たちの姿は3年ほど前から目立つようになった。

 柴山潟に近い北陸新幹線高架下での目撃が多く、組合員が遊漁券の提示を求めると、「ワカリマセン」と片言の日本語で答え、立ち去るという。しかし数日経つと再び同じ場所で釣りをする姿が確認され、山口英義組合長(76)は「遊漁券を買ってくれれば誰でも釣りができるのに。違反と分かって繰り返しているのではないか」と話した。

 動橋川の遊漁券は1日券が1500円、1年券が5千円。1年券の購入者は漁協が定める漁期や場所などのルールに従って、イワナやアユ、ヤマメなどの9魚種を釣ることができる。

 遊漁券の販売は年々減少しており、2004年度の発行枚数は約250枚で販売収入は約130万円だったのに対し、18年度は30枚、15万円と大きく減少している。

 漁業権の免許を県から得て運営している漁協は、一定量の魚の放流を義務付けられている。県などから義務放流に必要な経費の補助金が出ているものの、遊漁券の収入が減ればその分、漁協の経営は圧迫される。

 大聖寺署に相談しても、釣り上げたところを直接確認しなければ取り締まりは難しいとされ、実際は違反が疑われる人を見つけると、組合員が注意し、遊漁券の購入を呼び掛けるという対応を繰り返している。

 動橋川漁協では言葉が通じない外国人ら向けに、多言語表記の看板設置なども検討しているが、費用の負担が大きく、すぐに取り付けるのは容易ではない。山口組合長は「悪質な行為が繰り返される場合は、警察と対応を協議したい」と話した。

北國新聞社

最終更新:1/22(水) 1:07
北國新聞社

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