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原英莉花は飛距離1位になれる存在 その根拠とカギとなる部分【翔太のスタッツ大予想】

1/23(木) 12:21配信

ゴルフ情報ALBA.Net

新シーズンの開幕まで約1カ月半。試合がないのは寂しい限りだが、オフのトレーニング情報などから、どんなシーズンになるのかと思いを巡らせる楽しい時期でもある。そこで2019年の数字を参考にしながら、色々なスタッツで注目すべき選手を昨年初シードを獲得した大西葵の兄で、青木瀬令奈のコーチ兼キャディを務める大西翔太氏に今季の女子ツアーの行方を予想してもらった。今回はドライビングディスタンスについて。

原英莉花の豪快なドライバーショット【連続写真付き解説】

はっきり申し上げれば、原英莉花さんが今年は1位を獲るんじゃないかと思っています。もちろん自分の持ち味をよく分かっている昨年1位の穴井詩さんをはじめ、ハイティアップでうまく回転運動を使う葭葉ルミさん、まだまだ底が見えない松田鈴英さんらライバルはいますが、トップを獲れる可能性は十分にあります。

すごくざっくりとした表現をするならば、原さんの飛ばすポテンシャルが圧倒的だからです。昨年の「Tポイント×ENEOS ゴルフトーナメント」で同じ組で回ったのですが、かなりの打ち下ろしを入れても400ヤード近くあった16番ホールで、声が漏れるくらい振ってグリーンの左脇まで飛ばしていました。青木さんは150ヤードほど残していましたからね。その時に「この子は化け物だ!」と思いました。カート道にはねたとかではなく、一発に対しての飛ばす力がハンパないですね。

では、なぜそんな原さんが昨年4位だったかというと、理由は2つあると思っています。1つはまだまだムラがあるということ。一発の破壊力は先ほど話したようにすごいものがあるのですが、どうしても気持ちが下がると曲がったりする場面が見受けられました。原さんは気持ちがパターにも入らなくなるタイプだと思うので、そのショットの部分で気持ちが下がらなかったら自然とパターの状態も良くなって、全体の流れ、リズムが絶対によくなってくる。そうすると、原さんは多分全体的なスタッツが大きく上がってくるんじゃないかなって思います。

もう1つは、ジャンボさんに怒られてしまうかもしれないですけど(笑)、どうしてもまだ身体の全体的な部分で、動きの範囲でストッパーがかかっている部分があると見ています。柔軟性とかももちろん、筋力はあるんですけど、もっとポテンシャルを引き出せると思います。

何か「スイングのここを変えた方がいい」といったことではなくて、本当に小さな部分、微調整だと思います。例えばアドレス時に構えていて「今は外側の力を使っているけど、実は内側の力をもっと使ったらさらに身体の動きが良くなる」とか、「体重の掛け方が今はちょっとつま先体重だけど、土踏まずの辺りにしたらすごく良くなる」とかですね。ほかに言えば、原さんはたまに力が入っている時があるので、自分で力が抜ける方法を見つけたりとか。そういったアドレスの入り方のちょっとしたことだと思うんですよ。スイングは仕上がってきているので、スイングに入るまでのことだと思います。

ただ、僕が今挙げさせてもらった部分というのは、まだまだ伸びしろがあるということでもあります。選手によっては「ポテンシャルがある」と言われることは、それを引き出すことができていないと言われているようで嫌だと感じる人もいると思います。だから、僕自身あまり言わないようにしていますが、原さんには期待が高いからこそ、あえて「ポテンシャルがある、これから楽しみな選手」と言いたいですね。

【2019年ドライビングディスタンスランキング】
1位:穴井詩(260.67ヤード)
2位:葭葉ルミ(253.67ヤード)
3位:松田鈴英(253.41ヤード)
4位:原英莉花(253.33ヤード)
5位:テレサ・ルー(251.51ヤード)
6位:山路晶(250.85ヤード)
7位:野澤真央(250.46ヤード)
8位:比嘉真美子(249.6ヤード)
9位:勝みなみ(249.6ヤード)
10位:ペ・ヒギョン(248.89ヤード)

解説・大西翔太(おおにし・しょうた)/1992年6月20日生まれ。名門・水城高校ゴルフ部出身。2015年より青木瀬令奈のキャディ兼コーチを務める。2016年にはキャディを務める傍らPGAティーチングプロ会員の資格を取得した。ゴルフをメジャースポーツにと日夜情熱を燃やしている。プロゴルファーの大西葵は実妹。

(撮影:福田文平)<ゴルフ情報ALBA.Net>

最終更新:1/23(木) 12:21
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